国際ワークキャンプ経験談(インド)

■ 『シャンティニケタンワークキャンプ』(2008)

ワークキャンプでの活動概要
① 土木作業(レンガと泥での建築作業)
② 孤児院訪問
③ 小学校訪問
④ シャンティニケタン大学訪問
⑤ 村人達の家訪問
⑥ 観光

① 作業は、雨季だったため外での作業が続けられず、2,3日くらいしか行わなかった。泥を運んだりレンガを重ねたり……と作業を行ったが、後に村の女性達が工芸品をつくる作業場建設の初段階作業だった。
② キャンプ地となっていた学校に程近い孤児院と歩いて1時間30分程の孤児院を訪問した
③ 歩いて15分ほどの、ノンフォーマルの小学校訪問を行い、子供たちの歌やダンスを楽しんだ
④ タゴールによって建てられ、アマルティアセンなどを輩出した小学校から大学まで全寮制のシャンティニケタン大学を訪問し、見学を行った
⑤ 3・4人のグループに分かれて、それぞれ村の家庭でお昼ご飯をご馳走になり、村人達と交流した。言葉は通じなかったが、村の皆さんは常に笑顔で迎えてくださった
⑥ 車で一時間半ほどのところへ向かい、ヒンドゥー教寺院訪問を行った

ワークキャンプでの雰囲気
・ キャンプ地
学校で寝泊りを行った。電気も水道もなく、懐中電灯が手放せなかった。シャワーもなかったので、学校のトイレの井戸がシャワールームとなっていた。夜は、あまりにも真っ暗で女子は1人で行動するのを怖かっていたが、その分ホタルや星がきれいだった。
・ 雰囲気
私たちが自国で普段当たり前に使っているものがなかった分、皆で助け合えた。例えば、歯磨き一つ取ってみても、井戸の水を利用するため、誰かが井戸のポンプを押して、その間に口をゆすいで交代する……といったように、自然と助け合う雰囲気ができていた。また、ヨーロッパのメンバー達は、毎日ご飯…という環境で、お米以外のものを食べたいということになり、各国の料理を作ってくれたが、自分たちの欲求を満たす一方で、みんなをとても楽しませてくれた
・ 体調
 インドの暑さ、疲れから体調を崩して一日中寝込むことになったメンバーも何人かいた

 

■ 『Shantiniketan Gandhi Mission 2008.7.29-8.13』

 今回キャンプに参加するにあたって、私の目的は、インドで実際に生活することからその文化や生活や思想に触れることで理解を深めるということでした。

 そんな意気込みで参加したキャンプ初日、私はワークキャンプという慣れない環境に完全に戸惑い焦りを感じていました。

 ここであと二週間も暮らせるのだろうか。

 まず、当たり前ですが周りは皆違う瞳を持ち、皆が英語を話しています。英語がそんなに得意ではない私は、そこに大きな壁を感じずにはいられませんでした。
 そして次に、ここはどこかよく分からない程に田舎であって、そこの学校に寝泊まりするということです。
 蚊帳をかけて寝袋を引いたその小さなスペースが私のベッドであり、そして電気もガスも水道もないここでは、夜は懐中電灯で照らし、手を洗うのもトイレもお風呂も、使うのは井戸でした。
 真っ暗な闇の中で、懐中電灯の小さな明かりを頼りに井戸の水を引きながらその水をかぶって身体を洗った時は、一緒に参加した日本人の子と良い経験だねを合い言葉に笑うしかありませんでした。
 また、電車のチケットを予約するため、カメラや携帯の充電のために一番近い町まで行くのに炎天下の中二時間以上歩き続けた時は、滝のような汗と疲労感との戦いだったことを覚えています。

 慣れない環境の中、全てが試行錯誤の連続で、毎日が挑戦でした。
 それはインドの村での暮らしの現状を垣間見ると共に、日本で、全てが整備され簡単に手に入るという環境が本当に恵まれたことなんだということを改めて認識させました。

 また、ワーク中は本当に多くの現地の人々と触れ合うことが出来ました。
 孤児院や小学校や村の民家を訪問した際には、経営状況や教育の実態などのお話を伺うとともに食事をご馳走になったり子供達と一緒に駆け回って遊んだりと、言葉や文化や国を超えた深い交流をすることができました。
 ワークでは、学校近くの空き地に煉瓦を積んで工場用の建物を造ったり果物の樹を植えたりと、現地の施工の技術を見たりワーカーさんと触れ合うことができました。ここでは、未来の産業の芽を作ることが出来たと思っています。
 インドの人々はそれぞれの暮らしの中で、本当に毎日楽しそうに一生懸命生活していました。そして皆本当に暖かく、私たちを手厚く歓迎してくれました。私は、ただただ感動していました。

 また、キャンプを通じて嬉しかったことは、最初はコミュニケーションの壁にぶつかりあまり会話もできなかったキャンプ参加者達と、様々な共同作業や共同生活を通して、だんだんと仲良く慣れたということです。私の英語が上達したというよりも、言葉を超えたコミュニケーションができるんだという発見でした。言葉で言うのは簡単なことですが、これは本当に貴重な体験であったと思います。

 このように、多々過酷な状況はありましたが、このワークキャンプを通して私は貴重な経験から、インドの文化や生活や思想などの本当に貴重な理解を得、国際交流の重要性を学ぶことができました。
 今、この経験を私で止めることなく様々な人に話し国際交流を促進することで、インドだけでなく様々な国の実情の理解を広め、改善へと少しでも繋げられることが私の義務だと思っています。
 この貴重な体験が少しでも未来の子供達の役に立てるよう、私は私の役目をこれから全うしていきたいと思っています。

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syoji - . 12月 17, 2008, 3:03 pm | コメントは受け付けていません。