国際ワークキャンプ経験談(マレーシア)
■『冬期ワークキャンプ(2008)』
私は、2008年11月21日から12月4日まで、マレーシアのワークキャンプに参加しました。2週間のワークキャンプは、1週間はペラ州の田舎の学校で、もう一週間は首都クアラルンプールの孤児院で行われました。
主なボランティアワークの内容としては、ペラ州では学校周辺の湖の清掃、学校校内の池の周囲を塗装するなど、クアラルンプールでは孤児院の庭の清掃などでした。
学校でのワークキャンプでは、ちょうど冬休み中の子供たちも含め学校の先生も参加していました。湖の清掃や学校の池にみんなの手形をペイントする、校内に描かれている国旗の塗装などの主なワークの他に、近くの滝に泳ぎに行ったり、地元の市場を散歩したり、マレー民族伝統の結婚式にお呼ばれしたりと、ワーク以外の時間もとても充実して過ごすことが出来ました。子供たちと一緒の部屋で寝、共に起き、毎晩ゲームや歌などで交流を図った日々はとても刺激的でした。時にはワークキャンプや平和についてのディスカッションが行われたり、各国のボランティアたち(ベルギー2人、アメリカ1人、コソボ1人、私)が自国のプレゼンテーションを子供たちに発表する機会もありました。子供たちと寝食を共にしたことで、ボランティア自身、外国人にはじめて会う好奇心いっぱいの子供たちに浴びせられる質問に答えつつも現地の習慣や文化に深く触れることができたと思います。マレーシアの炎天下でのワークはハードでしたが、印象深かったのは「ワークの内容が重要なのではない、共同作業するなかで、お互い仲良くなることが一番大切なんだ」というキャンプリーダーの一言でした。現に、マレー系マレーシア人の学校でのワークキャンプに中国系マレーシア人の子供たちも参加したことで、「初めて中国系の友達ができた。」という子供がいたことも印象的でした。一方孤児院のワークキャンプでは、院内の庭の清掃というワーク以外に、SCIと孤児院、地元の青年団体との共同で課外キャンプが開催されました。クアラルンプール近郊のキャンプ場へ子供たちと1泊し、ジャングルトレッキング、川での水遊びなど、子供たちと思いっきりマレーシアの自然を堪能することができました。また、孤児院がインド系マレーシア人の孤児院であったこと、中国系マレーシア人のボランティアもいた事でワークキャンプを通してマレーシアの3つの民族の文化、宗教に触れられたことは私自身にとっても大変興味深い体験でした。
今回のワークキャンプは二箇所において開催されたということもあってその分出会いも二倍あり、またマレーシアの都市と田舎の両面を見ることが出来、とても楽しむことができました。子供たちとの時間が大部分を占めていたキャンプでは日本について紹介する機会が多くあり、日本のドラマ、歌手やアニメを知っている子供たちは日本人ボランティアである私にとても興味を持ってくれました。どこへいくにも「お姉さんお姉さん」と手を引っ張っていた子供たちとの別れが辛かった事は言うまでもありません。地元ボランティアやSCIメンバーに関しては、キャンプ中色々な場所に連れて行ってくれたり、キャンプ後家に招いてくれたりと皆親切で活発なメンバーが多く、彼らからも多くを学びました。
日本に帰った今でも、現地ボランティアや子供たちからのe-mailが絶えません。私は、平和とは互いの違いを認め合うことが第一歩だと思っています。今回のワークキャンプを通して、ワークキャンプがお互いの国の文化や習慣の違いを知り、受け入れるというまさに平和づくりの第一歩を担っているということを改めて感じました。今回出会った子供たちも、私たち海外ボランティアとの交流を通してその意味を実感したのではないかと確信しています。改めて、この機会をくれたSCIに感謝します!!
パソコンでご覧の方はこちらをどうぞ。