国際ワークキャンプ経験談(2ヶ国以上)

■ 『ワークキャンプレポート 』(ロシア・ドイツ 2008年)

私は7月19日からロシア、8月17日からドイツのワークキャンプに2週間ずつ参加してきました。キャンプに参加するのは今回が初めてで、今まで海外へも行った事がなかったのでわからない事だらけでしたが、全てが新鮮で刺激的でした。一番の心配事は英語で、私の英語力ではワークメイトと十分なコミュニケーションが取れないのではととても不安でした。ロシアのキャンプでは他に英語の得意な日本人の女の子が参加していて、終わってから考えるとその子に頼ってしまっていたと思います。その子に聞けば大丈夫だろうという気持ちが私の中にあったので、わからない事があってもその場で聞かなかったり、自分で動いて解決しようという姿勢を持てなかったように思います。不運な事にそのキャンプではキャンプリーダーとメンバーの間でいざこざが生じ、最終的にリーダーがキャンプを去るという残念な結果に終わってしまったのですが、メンバー達と何度も話し合いをする中で自分の意見も十分に言えず、話についていくのに精一杯でした。しかしドイツのキャンプではあまり英語には不自由しなかったように感じました。ドイツの参加者は比較的英語が得意ではない人が多く、そのためか私も英語を話す事に抵抗なくのびのびと話せたように思います。ロシアでの経験の後という事もあり、自分でも積極的に動いて輪に入っていかなくては、という気持ちが強くあったので、意欲的に毎日を過ごし、ワークメイトとも良好な関係を築く事ができました。2つのキャンプで共通して感じたのは、他メンバー達の自己主張の強さでした。皆が強い、というよりもむしろ日本人が弱いと言った方が正しいのだと思いますが、彼らは本当に自分のしたいことをし、言いたい事を言い、それでいてきちんと周りを思いやっていて感心させられました。それと同時に私の自己主張と気の弱さを実感しました。気が弱いのは私の個人的な性格だけれど、やはり日本と他国との教育方法の違いと強い国民性の違いを感じました。仕事の内容は、ロシアでは隣接する協会へ週末やってくる神父さんのための家を建設することでした。途中から始まり途中で終わったので私たちが来る以前の人たちの苦労も、私たちが去った後どのように建設が進み完成したのかはわからないけれど、メンバーやプロジェクトの人たちと協力して建設を進めていくのはとても楽しく、やりがいと達成感を感じられる仕事でした。その点を比較するとドイツのキャンプでの仕事は一貫性に欠けるものでした。参加者達の働きたいという意欲とは裏腹にまとまった仕事はなく、雑用をあてがわれるだけでメンバー間の協力や達成感などを得られなかったのは残念でした。ただドイツのキャンプではいろんな人を招いて周りの草木の説明をして頂いたり、キャンプ地の周辺を自転車で回って自然や歴史について、現在かかえている問題などを教えて頂きました。どちらのキャンプでも様々な問題が生じて簡単ではなかったけれど、でもそれによってまた他メンバーと深く関わる事ができ、乗り越えたときには絆の深まりを感じる事ができました。本当に様々な国籍の人たちと出会い、文化の違いに戸惑いもしましたが、それによって自分がアジア人、日本人であるという事を自覚し、また日本の文化を客観的にとらえることができ、他文化に興味を持ち理解が深まりました。今回のワークキャンプ参加で得たものは、そういった自国を含めた文化の理解だと思います。そして今回をきっかけにもっといろんな国を、もっと深く知りたいと心から思いました。

 

■ 『ロシアとドイツでのワークキャンプ』(2008年)

私は元々NGO・NPOという団体に興味はありましたがアフリカなどの地域の貧しい子供たちのために何かをしたいなと思っていました。そんな時このSCIという団体を知りボランティアにもたくさんの種類があるという事を知りました。そこでまずはSCIがどのような団体であるのか、ボランティアはどのようなことかを知るために最近大きな社会問題になっている環境をテーマに探し参加することを決定しました。
ロシアのキャンプの参加者は全部で7人でした。ロシア・スペイン・ドイツ・モルドバ・日本でその他にも私たちに仕事を教えてくれるアメリカ人、現地のロシア人がたくさんいました。年齢層も高く慣れない環境に最初は緊張していたがだんだん慣れてきました。仕事内容は主に神父の家作りでした。初めての事だらけでしたが丁寧に教えてくれるし多少力仕事はありましたが特に辛いことなくむしろ自分たちにもこんな仕事が出来るのだって思えて楽しかったです。壁や床に板を打ち込んだり窓やストーブのペンキ塗りをしたりと普段体験できないようなことが出来て楽しかったです。しかし大変だったのはメンバー同士の問題です。いくつか問題が発生しその度に話し合いの場が設けられました。最初みんながどんどん嫌なことは嫌など相手に対して言っているのを見て大分カルチャーショックを受けました。でも海外ではとことん話し合って解決すればそれでいいんだよって言われて理解しました。それと同時に自分がああしたい、こうしたいなど自分の意見があるのならそれはしっかり自分で伝えなきゃ誰もわかってくれない、代弁ではいけないのだという事がかなり身にしみました。うまく話せないからなんて理由も全く関係なく自分の言いたいこともうまく言えない自分が悔しくて辛かったです。でもとてもいい刺激になったと思います。そしてこのキャンプ地にはたくさんの孤児がいてみんなでパーティーしたり湖に泳ぎに行ったりおりがみを教えたりと楽しく過ごせました。両親がいなくつらい事もたくさんあるのだと思うが私は子供たちからそんな事全く感じなくてむしろとても元気で素直ないい子たちでした。みんなより少しお姉さんな子はちゃんと小さい子の面倒を見ていてえらいなと本当に思いました。日本では少年犯罪など未成年の子供の犯罪が年々上昇している。その原因は家庭環境も大きな原因のひとつで、決して環境がいいとは言えないこの子達だけどこんなに立派に生きているこの差は何なのかとも思いました。そしてロシアに対してもうひとつ驚いたのがごみの分別が何もないことです。こんなに環境問題が問題になっている今どうしてだろうと思いメンバーのうちの一人が尋ねると日本みたいにお金があればやるけどお金がないから出来ないんだよって言われました。とても考えさせられるものがあります。私は世界にある様々な格差をどうにかしなければいけないと本当に思いました。
ドイツのキャンプの参加者は10人でした。フランス・イタリア・スペイン・ロシア・チェコ・日本、そして現地のドイツ人たちです。二回目のキャンプという事や同じぐらいの年が多かったのであまり緊張することもなくメンバーにすぐに溶け込めました。みんなでゲームをしたりサイクリングしたりとても楽しく過ごすことが出来ました。今回はメンバー全員とよくコミュニケーションをとることが出来たと思います。仕事は気を運んだりペイントしたりとあまり仕事自体もないのと断片的で達成感を得たりは出来なくてもっと仕事あしたかったという反省点、今後改善してほしいという意見も出ました。しかしロシアの時にはなかったがドイツではその土地の自然について勉強したりと今の状況や自然のことについて勉強出来たのはよかったです。またそれぞれの国についてお互い知り合え、日本についても大分関心を持ってくれてとてもうれしかったです。そしてどんなにうまく話せなくても聞こうという気持ちさえあれば分かり合えるんだなって思いました。その気持ちが大事なのだと思いました。途中メンバーが抜けてしまうという問題があってもっと他に何か手はなかったのかなと思いとても残念です。だけどこのキャンプでは本当に充実した時間が過ごせたし参加してよかったと思いました。
このボランティアを通して本当にたくさんのことを学び感じました。当時はつらい事も多少あったけど今となればとても貴重ないい経験だと思います。私はこの経験を今後生かしていきたいし機会があればまた参加したいと思います。

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