このところ荒れた日が続いていますが、今日は天気も良さそうなので、5月観察会の下見を兼ねて、御巣鷹山の北斜面を散策してみることにしました。
金ヶ窪登山口からジープ道を登って、御巣鷹山南麓の草原の先から宝方面登山道を下っていくと、水雲山下山口の標識がありました。
水雲山へ下っていく道は踏み跡がかすかな場所もありますが、ピンクテープが案内をしてくれていました。
水雲山に下るのは2年ぶりで、以前は標識もテープもありませんでしたので、昨年あたり都留市でつけてくれたのでしょうか。
水雲山下山口の標識
水雲山周辺では、クモイコザクラは咲いていましたが、アカバナヒメイワカガミはまだ蕾がちらほら見当たるだけでした。
登山道のクモイコザクラ
アカバナヒメイワカガミの蕾
水雲山から引き返し、分岐をカシヤ穴へと向かいました。この巻道は途中ンにガレ場や岩場があってほとんど廃道に近い状況ですが、岩場には新しいロープが取り付けてありました。
このあたりのクモイコザクラは蕾が開き始めているところです。
岩場を登り上げると展望があり、河口湖や御坂山塊、それに清八山や本社ヶ丸が良く見えてました。
天気が良ければ南アルプスや八ヶ岳もよく見えるのですが、あいにく今日は見えませんでした。
河口湖と御坂山塊
ちょうど昼時なので、展望を楽しみながらお弁当を食べ、御巣鷹山から清八山への稜線を下ることにしました。
途中一回稜線から外れて岩がゴツゴツするところを下り終えると、登山道はトラバースして再び稜線へと戻ることになりますが、そのまま続いている尾根道を下山してみることにしました。
下の方でシカの鳴き声がしていました。
右手の沢と左手の沢の出会いが近づくと、右手の沢には堰堤が2ヶ所見えました。その時左手の沢の先にニホンジカが尾根斜面を駆け上がって逃げていくのが見えました。
ここで尾根がなくなるので、堰堤のある右側を避けて、左側の沢へと下り、水流のある沢を超えてみました。さらに枯れ沢があり、その先のシカが逃げ去った尾根が境界尾根のようです。
枯れ沢はわたらずに下山して行くと境界の標識があり、そこから少し下ったところで金ヶ窪沢を渡ってジープ道へと戻りました。登山口までもうすぐのところでした。
御巣鷹山の山頂周辺ではヒメスミレサイシンが、中腹から登山口周辺ではナガバノスミレサイシンをよく見かけました。
ヒメスミレサイシン
ナガバノスミレサイシン
今日歩いて見て、あらためて三ツ峠の山の様相や植生を調べてみたいと思いました。