河口湖畔は紅葉祭の真っ最中です。今年の紅葉は例年になくきれいだと思います。が、私には河口側から御坂の山を仰ぎ見た山の紅葉の方が美しく感じられます。
三ツ峠山に登ってきました。駐車場のイロハモミジがきれいに紅葉していました。
登山道沿いには霜柱が立っていました。登山口近くでは5cmほどでしたが、山頂近くは10cm以上もあり、長いものでは15cmもありました。
また、シソ科のシモバシラの茎元にできるという霜柱がたくさんできていました。この茎元にできる霜柱は同じシソ科のテンニンソウなどにもできるようですが、三ツ峠ではやはりシソ科のコウシンヤマハッカの茎元にできていました。
冬になると茎は枯れてしまいますが、根はその後長い間活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続け、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎から氷柱ができる現象で、地中の根が凍るまで続くそうです。
花期はすっかり終わってしまっていますが、初冬に創出する自然の造形美を楽しむことができました。
山頂あたりはすっかり葉が落ちていて、マユミやツルウメモドキの果実がたくさん実っていました。