これは、「コダックの小さなデジカメDC−20をLXで制御しよう」という、 計画の一部始終を記録するために始めた日記です。うまく目的を達成できるか わかりませんが、頑張ってみようと思っています。
注意
文中いろいろなソフト/ハードの感想を述べている箇所がありますが、これは 全く個人的なものです。この評価をもとにして「あなた」が損害/被害を受けても 伊藤栄一郎は一切責任をとりません。
ここで述べている内容に関して伊藤栄一郎は一切責任をとらないこととします。 この内容に基づく制御や改造は「あなた」の個人の責任において行って下さい。
ドキュメントも一通り書きおわったので、そろそろLXDCを公開しようと 思っているのだが、 公開しようと思うと新しい機能が頭に浮かんで、開発に舞い戻ってしまう。 なかなか区切りがつかない。今日も、80x64の簡易イメージが見にくいから 倍に引き伸ばした160x128の画像表示ルーチンを付けてしまった。単純に ドットを大きくしたのではなく、直線補完法で増えたドットを埋めるようにした。
吉田さんからメールが来て、ES−1000/DC20に関するホームページを 開設したとのこと、URLは、 http://www.yk.rim.or.jp/~hideki/es1000/ なかなか、まとまっていて面白かった。皆さんもいかが?
(手持ちの面白いネタがないので、他力本願になってしまった(^o^)
そうそう、自作のケーブルの写真をとったのだった。
くるっとなってる方が、DC20との接続ケーブル。右にあるのが自作の LX〜D-SUB9pinメスケーブル
こんなところでお茶をにごそう。
ようやく開発にも区切りを付け、念願の DC20 Controller for LX を公開する ことになりました。思えばこの数週間は常に頭の中ではLXとDC20のことばかり 考えていました。努力の甲斐あって何とか形にすることができました。 これも、皆様の暖かい励ましメールのおかげです。ありがとうございました。
LXDC開発でストップしていた他のプロジェクトに取り掛かるため、しばらく この日記はお休みすると思います。バグやバージョンアップ時には、更新しますし 近況報告的な感じで継続していこうと思っておりますので、どうかこれからも よろしくおつきあい下さいませ。m(__)m
さて、折角だから今回の解析に使ったツール/小物などを紹介しよう。
冒頭にも出てきたワンダースコープ(R)だが、この画面と付属ケーブルはこういう物だ。
PC−9801NS/E(Cyrix改)上で動くワンダースコープ(R)と付属ケーブル
それ以外にもプロトコル解析に力を発揮した小物は、
WINNTマシン上で片方向のデータ取得を行う為のケーブル これは、つなぎ変えのできる中継コネクタに、DSUB9pinのコネクタを付け データを盗み見るための道具だ。今回の解析の為に特に作成した。 (これだと、ワンダースコープで扱えないボーレートでも見る事ができる) 2番あるいは3番ピンと5番ピンを接続する。
あと、秋葉原に行ってLX用のコネクタを調達したので、また一つケーブルを 作成した。今度はLXとカメラを直結できる。
吉田さんのおっしゃる通り、対LXの場合は2・3・5ピンの接続だけでうまく いった。便利便利。(^O^)
今朝起きてみたら、何と英文のメールが...何かなと思って読んでみると、
吉田さんのページを読んだフランスの方が、Linux
でDC−20の制御をしたい
ということで、吉田さんあてのメールをうちにもCCしてくれたものだった。
インターナショナルだなあ(^O^)とひとしきり感激した後、解析結果を伝えたいと
思ったけど、私は英語は苦手なので困ってしまった(^^;)。読む方は何とかなっても
書くのはからっきしダメなのである。(というより滅多に英文なぞ書かない)
しょうがないので、以前衝動買いをしてしまったNECの翻訳アダプタIIを使う
ことにした。教科書に出てくるような文に対しては随分まっとうな翻訳をするので
(あたりまえと思うけど、結構これさえできないソフトは多い)日本語→英語も
かんで含めるように記述すれば何とかなるのではと思い、初の翻訳ソフト使用の
英文メール作成にチャレンジしてみた。
大体解析日記1日分の翻訳に1時間程度を要した。自分で翻訳する時は、表現
についてあーでもないこーでもないと悩むのだが、翻訳ソフトの結果を確認する
(見切りを付ける?)
だけなので、作業は結構楽だった。(しかもやってて楽しい)
あたりまえの事かもしれないが、翻訳アダプタは主語がないと無生物主語にして
しまうので注意が必要だった。くどい位「私は」を入れ「てにをは」をはっきり
させることでそれらしい文章を作ることができた。
ま、読んでみた人がおお笑いする可能性が大だが、私も相手もネイティブでは
ないから意味が伝わる事*だけ*をひたすら祈ってメールを出した。
でも返事こない...(^^;)
時間がないので1日に進む量は少ないが、この爆笑英文翻訳結果もここで公開 するつもりなので、英文に強い方は是非ご指導よろしくお願いいたします。m(__)m
#しかし(うまく行けば)すごい世の中になったもんだ。
Laurent Demailly 氏から返事が来た。一部意味のわからない個所があったけど、 おおむね意味がわかったという有り難い話だった。(^^;)
dl 氏の為に解析日記を翻訳していると、結構間違いが見つかった。 たとえば、
「1. カメラチェック」でボーレート変更をする際、ボーレート変更のパケット 送出後、ボーレートを変更してから 0xD1 を返すという記述があったが、これは 間違いで、変更前のボーレートで 0xD1 を返した後、ボーレート変更するというのが 正しい。
また、「4. 簡易イメージ要求」で、
← 状態応答(1024バイト+チェックサム)
とあるのは間違いで、
← 簡易イメージ(1024バイト+チェックサム)
が正しい。
(なお原文は既に修正した)
大体「簡易イメージ」というのは私だけに通じる用語で、一般的には「サムネイル」 と言うのがあってますね。(知らなかったので許して..)
さて、DC20ユーザーには(?)よいニュース。
チノンのホームページを見たら、ダウンロードコーナーがあって、ES−1000
付属のソフトをダウンロードできる。実際、フォームに名前やメールアドレス、
ES−1000所持の有無を記述すれば、ダウンロードしてもよいようだ。
これを早速ダウンロードし、WIN3.1マシンにインストールしたら、ばっちり
起動できた(テストしたのは、付属ソフトのみ。TWAINドライバはテストしていない)
。おかげで、CMTファイルを直接BMPやTIFに変更することができた。
せっかくだから皆さんもいかがでしょう?
なお、上記ソフトはWIN95でも動作確認できた。WIN−NT3.5では リセットしないと復活しない極めて困ったちゃん状態になった。(;_;)
「チノンさんは懐が深いなあ」と感じた1日でした。 それに比べコダックは、DCガールズたぁ何だ!もっと別の方面でサービスせい! (まあいいけど(^^;)
LXDCをNIFTYで公開したら結構な量の反響があった。ほとんど無視される かと思っていたのだが、結構LX&DC20/ES−1000という組み合わせの 方が多い事がわかって、とても心強かった。
ただ、MACを母艦にしている方から、サーバーモードでLXと接続できないと
いうトラブル報告があった。状況を伺うとLXがMACからの命令パケットを取り
こぼしているようなので、受信に余裕を持たせたバージョンをお送りしたら、
「全くダメ→希にOK」と変化があったというご報告を頂いた。
ところが、その後、付属ソフト「フォトエンハンサー」から「グー」の方に
変えて実験してみたら問題なく転送できたとの事。不思議な話である。
どうもタイミングの問題のようだが、どうすればよいのかよくわからない。(^^;)
MACのシリアルは経験が無いのだが、何かプログラム上の注意点などがあるの
だろうか。どなたかご存じなら教えて欲しい。
あと、サーバーモードでのボタンが「Abort」になっている為、エラーが発生した と勘違いしてしまうようで不評だった。(^^;)
さて、久々の解析日記復活である。
ところで昨日の台風はすごかった。停電になるのを恐れてマシンを立ち上げるの
をやめたせいで、一日中荒れ狂う風を見ながらぐでーと横になっていた。(^^;)
そんな怠惰な生活を見透かされたのだろうか、いろんな方からメールを頂いた。
(^^;) まずは、吉田さんからフルイメージの解析成功のお話。
吉田さんは、ES−1000のカタログに記載されているCCDのスペックを
元に類似のCCDの資料を探し、ついにそれらしいCCDを見つけたそうだ。
実際、そのCCDの仕様に基づいて色変換を行ったところ、ほぼ付属ソフト並みの
画像が得られたという。(素晴らしい!!もはや解析日記の主人公は吉田さん
である)
私はまだ、追試をしていないがLXでフルカラーのBMP画像を生成する
のも時間の問題のようだ。(^O^)
来月から数ヶ月の間仕事でてんてこまいになりそうだ。解析日記も含めフリーソフト の作成にどれだけ時間を割けることやら...
久しぶりに日記を書きます。LXDC関連の作業は一応やっているんだけど、なかなか 日記を書く時間がとれない。本職も飽和状態だしペースが落ちてきた。
そんな中で、暇をみてBMPイメージに変換するDOS上のコンバータを作成した。
中身は全く吉田さんの cmttoppm を移植したものだ。ただ、double
の使用を 抑えたことと、
メモリじゃなくファイル読み込みにしたことが異なる。実際のモノは、
DC20/ES-1000制御プログラム を参照して欲しい。実行するとかなり遅いことがわかるだろう。(^^;)
(これでも随分早くなったんす)
何とかこれをうまく修正してLXでも実用的なコンバータを作りたいと思っている。
さて、最近海外からの問い合わせが非常に多い。主に設定に関する問い合わせだが こちとら英語は大の苦手なので返事を書くのも大仕事だ。しょうがないので、例の 翻訳ソフトを使って返事を書いている。ハナから「これは翻訳ソフトの翻訳結果だ」 と書いておくと、必ず「オー、スバラシイソフトネ。ヨクワカルヨ」という返事が かえってくる。多分にお世辞が含まれているが、一応意志疎通ができるのは素晴らし い。ビジネスで使うのはちょっと…だが、こういった用途には便利と感じた。
そう、英語ドキュメントでは強力な助っ人が現れた。Nifty-ServeやCompuServe
で活躍中の「じゃん べ」さんだ。じゃん
べさんは、精力的に日本のソフトを海外に
紹介して下さっており、今回も全くのご好意でLXDCの英語ドキュメントを作成して
下さった。(^O^)今、CompuServe
で内容の校正中とのことだが、とても完成が楽しみ だ。 暫定版公開中
人に頼ってばっかりというのも何なので、自分でも英語化に取り組んでいる。
10うん年も英語を勉強してきたというのに情けない程の文章しかかけないのだが、
周囲の「そんなもんでもないよりマシ」という暖かいお言葉に従って公開している。
「その表現は誤解をまねきやすい」とか「それは差別用語だよ」とかいった事が ありましたら、是非ご指摘お願いいたしま〜す。m(__)m
吉田さんのイメージ部解析結果から、グレースケールのコンバータは楽に作成でき
そうだったので早速作成してみた。
画像の各ピクセルについて左右どちらかのピクセル値との平均をとれば輝度を得る
ことができるのでグレースケール画像の取り出しは簡単だった。
ただ、そのままでは横長の画像になってしまうため、縦方向の拡大あるいは横方向の
縮小が必要になる。そこで両方作成してみた。カラー画像作成の時も縦方向の拡大
を行っていたが、これは手抜きをして2回に1回だけ2ライン出力していたので、今回
は3倍して2分の1するようにした(縦方向拡大の場合。横方向縮小の時は2倍して3分
の1する)
また、上記のようにして得た画像は全体的にぼやけてしまうので、ラプラシアン
処理を施してシャープ化することにした。
参考文献: よくわかるディジタル画像処理, 貴家仁志, CQ出版社 ISBN4-7898-3677-0
この成果をカラー化に生かしたいものだ...
NiftyのFHPPCやFJAMEPで話題になったが、Win版のES-1000付属ソフトで作成した CMTファイルをMac版の付属ソフトで読めないことが判明した。Macをお持ちの方に Mac側で作成したCMTファイルを送って頂いたら、Win側でも読めないことがわかった。
二つのファイルを比較してみると、(Macバイナリヘッダーを除いた純粋な)CMT ファイルヘッダーが異なっていた。もちろんカメラから送られてくる生のデータ部分 には違いはなく、なぜCMTヘッダーだけが異なるのか理解に苦しむ。
結局、LXDCのオプションでMac用のCMTファイルヘッダーを作成するかどうかの
オプションを追加した。ただ、どうせならMacバイナリヘッダーもつければコンバート
作業も楽かと思っているので、その辺の修正を行ったらバージョンアップする予定だ。
また、CMT/IMG → CMT
ファイルのコンバータを作成した。これは、主にWinとMacで
相互にデータをやり取りするためのものだ。これは、早急に公開する予定だ。
ということで、地道に作業は続けているのだが、なにせ今までのように平日に殆ど 時間がとれないので進捗が遅い。早く楽になりた〜い。
各CMTヘッダーの内容を以下に示す。サンプルが一つしかないので、他の場合と微妙に 異なる可能性がある。また、以下では先頭の32バイトしか載せていないが、ヘッダーは 全体で128バイトあり、残りの部分は0でうめられている。
43 4F 4D 45 54 00 00 00 00 80 00 01 E8 00 07 10 CC 00 0A 2D 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
43 4F 4D 45 54 02 00 00 00 80 00 01 E8 80 0A 16 07 CC 17 02 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
このところ、本業が超忙しいのだがこの日記のアクセスカウンタも増えていく一方 だし、申し訳ないので最近判明したことについて記すことにする。
guel さんから、メールでMacバイナリヘッダー付きの画像を送って頂いたので Macのバイナリヘッダー情報がわかった。これまで、DC20ユーザーでES-1000の Mac版ソフトを使っていた人には、CMTファイルを読込みに使えるので朗報だろう。
Mac でのファイル情報(正式に何というのかよくわからない)は、
である。この情報をもとに、IMG2CMTでMacバイナリヘッダーを作成するつもりだ。
guel さんお忙しいところありがとうございました。m(__)m