1996/08/14 〜 1996/08/26
コダックのデジカメをLXで制御するための解析を考えると、やはりシリアルの モニター程度のものは必要だろうと思い、秋葉原まで出かけることにした。 当然、「安*」等のプロトコルアナライザを個人で買うのは現実的でないので、 前々から目をつけていた、PC9801のシリアルポートを使った簡易モニタを 入手することにした。秋葉原デパートの神保商会でくいいるようにデモを見つめ 「えいやっ」と購入してしまった。モノは、ワンダースコープ(R)という ケーブル&ソフト で定価25000円だったが1割引で税込み23000円弱で購入した。
その後、秋葉原でDC20を探しに歩き回った。カタログのスペックでDC20 を買う人もそんなにいないだろうなぁと思いつつ探したが、T−Zoneミナミや ラオックスといったメジャーな所以外あまり見当たらなかった。(あまりに暑くて、 本気で探していなかった(^^;)やはり、DS−7やDC−2Lなどの方は宣伝の人 などもいて盛況だったが、DC20にはあまり人がついていなかった。寂しい。
家に帰って早速「ワンダースコープ(R)」の実験を行う。かつてのメインマシン
PC−9801NS/E(改)を引っ張りだし、付属のシリアルケーブルを接続し、
ソフトを起動する。プロトコルアナライザ等でよく見る画面が現れ、{Enter}で
計測開始のようだ。とりあえず実行すると、すぐにストップしてしまう。
「また(使えない)ゴミ(失礼)が増えるのか?」と焦ったがボーレートを19200
から9600に落としてみると、カウンタが始動しはじめ計測中になった。
そこで、「ワンダースコープ(R)」のコネクタを経由してLXとNTマシンを接続し、
W32FILERとLXのFILERとの通信状況をモニタしてみると、「おお」
通信状況が見えるではないか!!!送受信が上下の段に別れて表示されディレクトリ
内容などが見える見える。これなら(W32FILERの)一部解析もずっと楽だった
と後悔&感激。これは久々に有用なものを買ったわいと一人で悦に入ってしまった。
(こういう甘い考えをしているから後で苦労する。続きは明日)
午前中、DC20をいつ買うかということばかり考えていた。資金的には 何とかなるのだが、山の神をどうやって説得するかが問題だった。最近、 米国版 Labello を買った直後(といっても半月以上たつが)だったので更に別の モノを買うのはちょっと気がひけたからだ。
でも、午後になって資料を探しに本屋へ出かけると何故か足はビックカメラに 向いてしまった。以前みた時は渋谷西口店になかったので東口店へと歩く。 東口のビックカメラ に行ってみると...おお在庫があるではないか。「いくら?」28000円強か。 確かポイントがあったはずだし、「えーい買ってしまえー」と、とうとう購入して しまった。(たかだか3万弱の為にここまで悩むとは...世の中50万の ノートパソコンを*安い*といっているのに...) 購入金額はポイント使って、26000円強(保険付き(^^;)
夕方、誰もいないオフィスで会社のパソコンに接続ソフトを入れ撮影してみると、
部屋の中でとったせいかあまり画質がよくない。QV10での取り込みに比べたら
全然上だが、やはりちょっと粗っぽい感じがする。クオリティに関してはもう少し
使いこんでから判定を下そう。
しかしQV10のように確認画面がないと撮影した後で心元ない。それに、
8枚しか撮れないのも悲しすぎる。せめて24枚程度は欲しいなあ。
付属のソフトはまあまあのできだったが、Win31マシンにインストールすると DLLが足りないと文句を言ってくる。MSVCのランタイムらしいが「製品で こういうことするなよ」と言いたくなる。だが実際に実行にはなんら支障なし。 うっとおしいだけ。
付属ソフトからは、
等が可能のようだ。
さて家に帰り「ワンダースコープ(R)」と接続してみる。 すると大きな問題があることに 気付いた(お、遅すぎる...)。というのはDC20と付属ソフトの通信を覗き見しな がら解析を進めていこうと思っていたのだが、通信条件がわからない...
付属ソフトにはボーレートを切り替える設定があるので、9600ボー固定でいく ことが可能だが、それ以外の条件(データビット数/パリティ/ストップビット数) が全然わからない。普段アナライザを使うときは当然条件を*知っている*訳だから 問題にならないが、今回のような手探りで進む場合には大変困った話だ。
もちろんテキストが流れている場合には「それらしい」データが出るまでパラメータ を変えて試せばいいが、相手はイメージデータ。そんな訳にはいかない。どれが正しい かどうやって知ればいいのだ...
しばらく茫然とした後とにかく「ワンダースコープ(R)」でデータを収集して、後で 解析しようと思い、付属ソフトからカメラ情報を撮りまくったが、あきらかにデータ が化けている。付属ソフトからの送信パケットが一定していないのだ。送信パケット が一定していても受信パケットがまちまちだったり、条件がおかしいのかソフトが そうなっているのか皆目検討がつかないまま数10回のサンプリングを繰り返した。
そのうち送信パケットについて、それらしいものが見えてきたので、今度は 自前の通信プログラムからDC20にそのパケットを送ってやることにした。 送信パケットは9600ボー/8ビット/ノンパリ/1ストップで得た値だった が、NT側の送信プログラムからデータを送ってもDC20はうんともすんとも 言わない。本当ならオレンジのLEDが点滅するはずなのに...やはり仮定がどこか 間違っているのだろうかとほぼあきらめかけていた時、パリティをイーブンにしたら DC20が元気に反応した!!!「おぉぉ」感動である。一気に疲れ/眠気がふっと んだ。
ということで、DC20の通信条件については
ということがわかった。わかってみると大したことないが、これだけを調べるのに 数時間を要した。今日はここまで、明日はサンプリングした結果からパケットの 種類を割り出そうっと。(AM2:00就寝)
余談1
駄目元でコダックに電話してみた。おねーさんに制御に必要ななんらかの資料を入手 できないかと尋ねたら丁重に断られた。有償/無償、個人/法人にかかわらず現時点 で公開は考えていないとのこと。また、機械の仕様に関しては米国イーストマン・ コダックが開発しているので、そちらとの意見の調整が必要とのことだった。 まぁ当然か。
余談2
「ワンダースコープ(R)」の結果が果たして正しいのかはっきりしないので、CCT98 で直接付属ソフトの出力を見たら、全然違うデータが送られてきた。結局このデータ は間違いなのだが原因は不明。「ワンダースコープ(R)」の結果は正しかった。
余談3
DC20の付属ケーブルは結構長くてかさばる。これじゃブリーフケースに入れる ために買ったのに、それだけで満杯になってしまう。幸いDOS/V用と一緒に MAC用のケーブルが付属しているので、こっちをバラして短くしてみようと 思っている。QV10を見ても何等かの回路が入っている可能性があるが、 MAC側のコネクタは小さいので、こちら側をバラす分には大丈夫ではないか?
これも、白黒がはっきりしたら報告することにする。余談4
「ワンダースコープ(R)」は良い買い物をしたと思っているが、収集したデータを ダンプするプログラムの出来が悪い。画面イメージそのままのようなデータは そんなに使い勝手がよくないのだ。そこでディスクに書き込んだデータを 眺めてみると結構簡単な形式なので、ダンププログラムを作成することにした。
※もし「ワンダースコープ(R)」を使っていて不便だと感じた人はメール頂ければ お送りします。
通信条件もわかったのでサンプリング結果を眺めてデータの流れを把握し実際の 通信がどう行われているか調べることにする。
今日はDC20を自宅においてきてしまったので、会社のマシンにインストー ルした付属ソフトからのパケットに応答する形で解析を進めた。 (つまりDC20のフリをしながら解析する)
付属ソフトでDC20の状態を調べようとすると2つのパケットがやってくる。 それらは最初がDC20が接続されているかどうかの確認で、2つめがDC20の 状態を取得する為のパケットのようだ。
また、これらのパケットは他の機能の前後にも送出されることがわかった。 まず、これらのパケットに応答するプログラムを作成することにする。 実際にやってみると、付属ソフトに表示されるファームウェアバージョンや、 撮影枚数・残り枚数などが変化することが確認できた。だが、標準/スナップの 状態がどこだかわからない。これはサンプリングデータになかったからなので、 これは自宅に帰ってから調べよう。
大事な事を忘れていた。DC20からの応答パケットの最終バイトはチェック バイトであることがわかった。どういう種類のチェックバイトかと思ったが、 データを2進でダンプしてみたら、単に XOR したものだとあっさりわかって 拍子抜けした。
サンプリングデータと付属ソフト相手のやりとりを総合してみたら、基本的な 操作は問題なさそうだ。
問題になりそうなのは簡易イメージ取得だ。これも画像に圧縮がかかっていたら
そのフォーマットを解析するのに時間がかかりそうだ。とりあえず簡易イメージの
サイズを調べようと思ったが、現物がないのでよくわからない。付属ソフトのヘルプ
をみたらサンプルの画面があったので Paint Shop Pro
でキャプチャして大きさを みると 80x64
だ。「あれ?」確かサンプリングパケット内のデータを
切り出したファイルサイズが 5120 バイトだったような...「おお!」データは
単純に 80 x 64 = 5120 じゃないか。
結局1ドット1バイトで考えればよいことがわかった。
実際BMPのヘッダーを別に作成してつなげたら上下さかさまのグレースケール
映像が現れた。(さかさまなのはBMPの格納形式のせい)
さあ明日はNTでの接続プログラムを作成するぞ!
以前FAXモデムの制御を行った時のサンプルプログラムを修正して、DC20を 制御するプログラムを作成することにした。実際制御はFAXモデムより簡単そう なので、LXに移植することを念頭におきながらコーディングすることにした。
既に大部分解析が済んでいるのでコーディングは単純作業になった。「DC20 探索」「撮影」「イメージ取得」まで順調に進んだが、今日は夕方飲みに行く 約束があるのでこの辺でやめることにしよう。
飲み会では自慢も兼ねて少し撮影してこようと思う。
昨晩はよる遅くまで友人と飲み、LXとDC20のことを大いに自慢してしまった。 (少々飲みすぎたせいもあるが...)それが祟ってか今日予定していたバーベキュー 会でとんでもないことになってしまった。
秋川渓谷でバーベキューを行ったのだが、それ自体はとても楽しく愉快な時間を すごした。当然DC20を持って各所で撮影した。(といっても、まだ8枚だけし か撮れないが) しかし悲劇は片づけの時にやってきた。汚れたビニール袋を洗おうとして 屈んだところ胸ポケットに入っていたDC20がするりと川の中に落ちてしまった のだ。「あっ」という間もなくすぐに拾ったのだが、完全に水に浸ってしまった。 「こんな安い作りだから防水は考えてないだろうな」と思いつつ、スイッチを入れて みたがBUSYランプがつきっぱなしで完全にやられた模様。撮影した画像はおろか DC20までおしゃかになってしまって一気に気分が沈んでしまった。
なんとか気をとりなおして帰りの車内で点検してみると哀れCCDレンズ部分に うっすらと水滴がついており、このままでの撮影は不可能そうだった。さらに悪い ことに電池部分に水が無いか調べているうちに電池が外れてしまったのだ。これで 完全に中の画像はあきらめざるを得なくなってしまった。(;_;)
自宅に戻ると気を取り直してもう一度調べてみることにした。その前に電池を入れよう とすると電池ボックスの中にスイッチらしきものがある。「何だこりゃ」と思って押 し、電池を入れてみたら通常通り電源ランプが消えたままになっている! 恐る恐る Power を押すとカチリという音と共に Power ランプがついた!!
更にWindows 95 を立ち上げ、付属ソフトを起動し、イメージ転送をすると画像も 残っているではないか!!! \(^o^)/
結局本体・画像共に無事だった。一応DC20を分解して内部を見ると水でやられた 箇所は見当たらず(清水だった事も幸いしているかもしれないが)当面安心できそう だ。もし不具合があれば修理に出そうと思っている。
BUSY ランプがつきっぱなしだったのは、電池ボックス内のスイッチが影響して いるかもしれないが不明
しかし帰りの車中ずっと電池をはずしていたので、内部のメモリはフラッシュか何か のようだ(当然か)。落とす&水の中という条件に耐えたDC20に改めて愛着を 感じた。
ということで解析は進んでいない。(^^;)
ちなみに、落とした場所はこんなところ... 標準モード撮影→256色に原色→横300ドットに縮小
水に落としたDC20だけども何とか無事そうなので解析を続行。 これからフルイメージの解析に取り掛かる。(フルイメージとは一覧用のイメージ ではなく、493x373 のイメージを言っている)
フルイメージでは今までのコマンドの他に2つのコマンドが必要なようだ。 片方はイメージの転送用で、簡易イメージ転送と似たようなものだ。 もう一方はまだ意味がよくわからない。各イメージ毎に4バイト程度変化があるよう だが何を意味しているのかまだわからない。
ワンダースコープ(R)の調子がちょっとおかしい。最近正しく読み取れていないような 結果となる。これが「こぼれ話」で言う短のコマンド/レスポンスだからなのか、 それとも他の原因なのかよくわからない。とりあえず、D-SUB9 ピンのコネクタから TxD, RxD, GND を引き出してケーブルの途中から分岐させ別のマシンで読むという 方法でしのぐことにした。一度に一方向のデータしか取れないが、だいたいわかって いるのでそんなに支障はなかった。(最初からこうすればよかったような...)
さて取り込んだ生データが何なのか、まず取り込んだデータを見ると、 サイズは 124928 バイトある。付属ソフトで情報取得した時はビットマップのサイズ が 552040 なのに随分少ない。「何で?」圧縮しているのかと中を良く見ても
00002D80 2F 2D 2D 2B 2F 2F 2F 2E 30 2E 2E 2D 30 2D 30 2E /--+///.0..-0-0. 00002D90 2F 2D 30 2F 2F 30 31 2F 30 31 30 30 2F 2E 30 30 /-0//01/0100/.00 00002DA0 31 30 30 2F 30 30 2F 2F 30 2F 31 2E 31 2E 2E 2F 100/00//0/1.1../
といった感じでお世辞にも圧縮しているとは思えない。だがよくデータを見ると、 どうやら 512 バイト毎に区切れているようだ。124928 / 512 でぴったり 244 これは何か意味があるようだ。でもよくわからない。
何かの本で、普通のデジカメは横3:縦2の比率でデータができるというような ことが書いてあった。そうすると 244 ドットを適当に補完して 373 ドット作り出 しているのかもしれない。多分そういうことなのだろう。
とりあえず、今日はここまで。
こぼれ話:
通信のプロトコルについては大体把握したと思ったが、そんな甘くはなかったようだ。 付属ソフトの送信内容を見ていると、どうやら長短2種類の形式があるらしい。 今まで調べていたのは長の方で、短の方はコマンドもレスポンスもどちらも大幅に 少なくなっている。どういうタイミングでこれらを使い分けているのか現在は不明 だが、対DC20ではとりあえず関係ないので長の方で調査を続行することにした。
8末の仕事がおもったよりはかどらないので、なかなか暇ができない。 大体会社では昼休みと仕事が終わった夜8時以降に作業するのだが、仕事が片付かな いのであまり作業できなかった。
とりあえずまにあわせで、予めサンプリングしておいたDC20のデータを返す ようなシミュレータをNT上に作成し、付属ソフトの変換具合を調べることにした。
DC20からの生のフルイメージを debug などで適当に加工して(画像格納部に 適当な値を入れて)、付属ソフトに転送後どういった表示がなされるのかをくり返し ていった。この実験を積み重ねて傾向を知ろうと思ったが、やはり手間ばかりかかって はかどらない。何か天の啓示でもないものか...
よく考えたら今週末にカヌーにいく予定で、そのときの模様をデジカメに撮ろうと 思っていたので、このままの状態では持っていっても8枚しか撮れそうにない。 しょうがないので、LX上の制御ソフトを作成しDC20の生データを転送でき るような環境を作ることにした。
スクラッチからのEXMアプリはひさしぶりなのに加えて、LX上での通信関係の コーディングは初めてなので、中本さんのNKIT付属ターミナルソフトを見ながら 作成を開始した。しばらく作業してみるとLX上での通信ソフトは極めて手軽に組める ことがわかった。普通のDOS/Vマシンだと通信するのに(他の人が作った)ドラ イバを使うか、自前で割り込みルーチンを書く必要があるが、LXではAPIが 必要十分の機能を持っているのでぜんぜん苦労しなかった。
とりあえず、DC20の状態取得や簡易イメージ転送部を作ったところで 小休止。フルイメージの取得の前にユーザーインターフェースを練ってから 先に進むことにした。明日にでも簡易版ができそうだ。
ここで、ちょっと話題を変えてケーブルの自作方法
付属のケーブルはデスクトップ等と接続するには適当な長さでよいが、LXと
いっしょにブリーフケースに入れるには結構かさばる。そこでケーブルを自作する
ことにした。まずは、あまっているDC20〜MACのケーブルを調べてみる。
(どちらもケーブルをばらしたくないが、最悪MACのケーブルをばらす覚悟だ
ったので)
すると、MAC側には4pinしか出ていない。「ラッキー」そんなに面倒なこと
はしなくてすみそうだ。ただ、うちにはMACの資料がぜんぜんないので本屋で
探しまわった。でも、MAC関係のハードの本ってぜんぜんないのね(;_;)。多分
マニュアルに出ているからなのだろうけど、比較的MACの本が多い新宿の
青山ブックセンターでもぜんぜんみつからなかった。
MACのメンテナンスと題した本で、中身がハードディスクのお掃除だけな本には 笑ってしまった。
しょうがないので帰りに自宅近くの本屋をのぞいてみたら、「MacUser」の 今月号は「シリアルポート徹底解説」という特集ではないか。運がいいなあ(^o^)。 結局この本(ちなみに1200円もする。安くなったのは本体だけなのね)を買って 調べてみると、4つのpinは GND,TXD-,RXD-,RXD+ であった。そこまでわかれば後は 簡単で、結局間に何の付加回路もなくダイレクトにステレオミニプラグにつないで あるだけだった。(QV10などで苦労された話を聞いていたので、ちょっと拍子 抜けだった。だからケーブルが製品付属なのね)
MAC用ケーブル
(下記を鵜呑みにしないで、自分で確認して下さいね。MACや DC20を壊しても私は一切責任をとりませんよ)Mac Serial 3pin Pin Jack +--+ 5pin(RxD-) ->->->->->->->-> | | |--| 3pin(TxD) ->->->->->->->-> | | |--| 4pin,8pin(GND,RxD+) ->->-> | | +--+--+--+ | |こんな感じかな。MACはこれ以外のpinを接続する必要はありません。
これを元にD−SUB9pinのコネクタを自作することにする。
PC用ケーブル
(下記を鵜呑みにしないで、自分で確認して下さいね。PCや DC20を壊しても私は一切責任をとりませんよ)PC Serial 3pin Pin Jack +--+ 2pin(RxD) ->->->->->->->-> | | |--| 3pin(TxD) ->->->->->->->-> | | |--| 5pin(GND) ->->->->->->->-> | | +--+--+--+ | | Following pins are all short-circuit. 1pin(CD) ---+ 6pin(DSR) ---| 7pin(RTS) ---| 8pin(CTS) ---+PC互換機では、上記の結線だけだと送信も受信もできないので、 1番・6番・7番・8番といったモデム制御線をすべて短絡する。 (私はこれを忘れて全然DC20が反応せず、とても焦った(^^;)
私はソニー製のイヤホンをばらしてステレオミニプラグをゲットし、予め購入して いたD−SUB9pinオスを使って10cm程のケーブルを自作した。
もっと長くした場合には、製品に付属しているようなノイズフィルタ?をつけた 方がよいだろう。
注意:
くれぐれも上記を参考にケーブルを自作するときは自作する人の責任において 作業して下さい。上記にはミス等があるかもしれないので、決して鵜呑みには しないで下さい。また間違い等を見つけた方はぜひご連絡下さい。
LX上のソフトの開発方針を決めた。
まずは差し迫った目的の為に、1,2を最優先項目にした。特に2ができないと と撮った画像を捨てていかなければならないので、早めに作成することにした。 また、簡易イメージをLXのモノクロ画面に表示する為に減色処理をしなければなら ない。画像処理などはぜんぜん知らない状態なので減色をどうすればよいかもよく わからなかった。昼食の後、本屋で買ったデジタル画像処理の本を読み、何とか みれるところまでこぎつけた。ちょっと暗いけど、
画面サンプル(左から、水槽・パソコン・ティッシュボックス・失敗画像)
こんな感じ。もう少し輝度をあげて表示すればもっと見易くなる。
今は、誤差拡散法で、Floyd & Steinberg
のフィルタを用いているが、 縦横2倍にして Ordered-Dither
で表示した方が見易いかもしれない。 これからの課題だ。
ユーザーインターフェイスは、Info でカメラの撮影枚数などを取得し、 Table でカメラ内の簡易データを全部取り込むようになっている。 個別に画像を選んで簡易イメージを取り込んだり、フルイメージを取り込んだり することも可能。まだ、粗い機能だが取りあえずの用途には使えるようになった。
LXとDC20をお持ちの方でアルファテストをしてもよいという方がいらっしゃい ましたらご連絡下さい。アルファ版をお送りします。
もちろんLXとの接続ケーブルは別途ご用意下さい。
LXは倍速でないとつらいかもしれません。
現時点での問題点はDC20との接続速度が9600ボーまでしか対応できず、 フルイメージの取得に時間がかかる(数分)ことだ。また、表示もディスクから 読み込んで減色処理しながら表示しているので遅いのが難点だ。いずれ、こういった 問題を解決していこうと思っている。
なお、明日からカヌーの準備で忙しいので、次の更新は火曜日位になると思います。
今日も解析とは無縁の話となって申し訳ございません。m(__)m
この日の日記は 8/27 に書いている。向こうで書こうと思っていたのだが、 疲れていたり飲んだくれていたりしたのでぜんぜん書く気にならなかった。(^o^) ということで、実際に撮影を行ったのだが、1日目は準備ができず部屋の中の撮影 だけ行い、2日目は実際にカヌーの上にカメラを持っていって撮影した。3日目は ロールする予定だったので落とす危険性もありカヌーの上にはカメラを持っていかず 、帰り路で撮影を行った。(結局時間がなくてロールできなかった...(^^;)
ちなみにカヤックは超初心者で、まだツーリングしたことありません。いつも 通うスクールの合宿があったので参加したのです。スキーもそうですが中々上達 しません。生来運動音痴だし、普段も運動不足なのでもうくたくたです。それでも 面白いのでハマってしまってます。(^^;)
ですから撮影した画像もホワイトウオーターとかを期待しないで下さい。場所は 長野県の青木湖で3日間のんびりとカヌーの練習をするというものです。
さて、1日目の撮影はテストとして家内を撮影した。部屋が蛍光燈で暗かったのと 酔って手元がブレた為か、画質的によくなかった(自宅に帰ってから確認)。 3枚撮影した後でLXに転送し明日に備えることにした。
2日目に撮影しようとして気づいたのだが防水用の装備を何もして来ていなかった。 (^^;)金曜になんだかハンズにいかなくてはならないような気がしていたのに、すっかり 忘れて当日になってしまった。しょうがないので、透明なビニール袋の中にDC20を 入れてしっかり結び、シワや水滴がつかないように気を付けながら撮影することに した。(格好悪い)
ウェアの胸ポケットにDC20を入れていたのだが、ライフジャケットのせいで なかなか取り出せず結構苦労した。まあビニール袋に入れているので水に沈むことは ないが、細かい水滴が中に入ると厄介なので我慢した。
使っていて困ったのは、シャッターを押すのに結構力がいることだ。軽いのに力を 使うのでブレが出ないか始終気になった。片手で撮影するのは慎重にした方が良い。 (でもあんな小さいのを両手で使うのも格好悪いし...)単に以前水に落としたので その後遺症かもしれない。皆さんのはいかがですか?
カヌーの上でLXに転送する勇気はなかったので、7枚撮影して終わりにした。 結局後で調べてみると、1枚だけ水滴のせいで真ん中がぼやけてしまっていたが、 これはLXがあれば検出できるミスだった。(大事な1枚だったのに、2日目の晩は 酔っ払っていてそれどころではなかった...)
画像その1(妻) -- PhotoEnhancer で(日光晴れベター)後、PaintShopProで256減色
約15kバイト
画像その2(私) -- 同上 .. 斜めに入りすぎ〜(^^;)
約15kバイト
3日目は帰り路すがら同行して下さった友人2人を撮影した。これも3枚しか 撮影しなかった。(私はあまり写真を撮る方ではないのがおわかりになりますね)
結局3日間で13枚の撮影を行い、1枚だけ失敗した。旅行中2回LXに転送し、 3日目の分はカメラの中に保持したままにした。私のように使い捨てカメラを 使い切れず1ヶ月も放っておいて何の写真だかわからなくなる人にとっては、帰宅 してすぐ画像を楽しめるデジカメは便利だった(別にDC20に限らないけど)。 DC20の優れているのは旅行中全く気にならない大きさで、胸ポケットに入れて いても、全然かさばらなかったことだ。またデザインもシンプルなので、周りの人 はデジカメと気づかないで普通に撮られてくれた(文章なんか変?)。
メモリカードホルダーを買って旅行に持っていくのはしんどいけど、LXerなら いつもLXを持っていくだろうから、簡単なケーブルを自作するだけでLXに画像を ためることができるのは非常に便利だと感じた。ただ、カメラ→LXの転送速度が 9600までしか対応できていないので非常に遅く、電池がなくなってしまわない かいつも心配だった。早く115200対応にすべく解析を進めないといけないと 痛感した。(カメラ真似ソフト→付属ソフトでの転送は57600まで可能。 115200も多分OK)
さて明日からは本格的に作業を再開する予定。また、うれしいメールを頂いたので、 その事も含め書こうと思う。
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伊藤 栄一郎/ GHC02331@niftyserve.or.jp