防鹿柵設置作業を始めました

昨年、木無山北斜面上部に、防鹿柵を設置しましたが、木無山北斜面下部にも防鹿柵を設置することができました。
木無山北斜面下部の防鹿柵内草地

昨年夏から秋にかけて、木無山をはじめ山頂周辺の草地のオオバギボウシがニホンジカによって採食影響を受けましたが、昨秋速やかに木無山上部には防鹿柵を設置できたことで、今年オオバギボウシが回復しています。
ニホンジカによる採食影響を受けた木無山北斜面上部(2010年10月13日)

今年回復したオオバギボウシ群生の景観(2011年8月3日)

木無山北斜面上部の防鹿柵内草地は、ボランティアによってテンニンソウの除伐作業を、昨年と今年に行いましたが、この時期クガイソウ、シモツケソウ、チダケサシなどが咲きほこっています。
木無山北斜面上部のテンニンソウ刈りした草地の風景

木無山北斜面草地を下から見上げた風景

今回の木無山北斜面下部に防鹿柵を設置終わって休んでいたところ、メンバーが汗を拭いたタオルにキベリタテハがやってきて、吸密するところを写真に撮りました。
タオルについた汗wくぉ吸蜜するキベリタテハ

三ツ峠でキベリタテハが見れるのは年に1回あるかどうかの貴重なことだそうです。作業を終えた参加者へのご褒美でしょうか。
キベリタテハは、花蜜より獣蜜がお好みのようですが、キベリタテハにとっても、防鹿柵設置作業でかいたいい汗は格別おいしいのでしょうか。
お盆明けの8月20日から、長者ヶ原に防鹿柵を設置する予定ですが、月例会とも重なっており、夕食後の座学は、チョウについての勉強会を予定しています。
参加していただける方は事務局までお問い合わせください。

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