4月26日〜27日に月例会を開催しました。
26日、陣馬の滝駐車場に集合し、水辺でオオバタネツケバナ、ヒロハコンロンソウなどを観察しながら、癒しのひとときを過ごしてから、東海自然歩道を長者ヶ岳登山口へと移動し、長者ヶ岳の花の観察会を行いました。
フモトスミレ、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、シコクスミレ、トウカイスミレが多く、キスミレ、エイザンスミレ、アケボノスミレも見られました。
スミレ以外では、ミヤマカタバミ、キクザキイチゲ、カタクリ、エンレイソウなどが咲いていました。
下山を始めて間もなく、登山道脇で大きな掘り取りされた痕跡が3箇所ありました。キクザキイチゲが盗掘されたようで、残念なことです。
下山後は途中、朝霧高原でキスミレを観察してから、三ツ峠に登りました。この時期まだ草本植物の花は見られず、マンサク、オニシバリ、ツノハシバミといった木本植物の花が見られましたが、やはり2月の大雪で、木本植物も開花が遅れているようです。
翌27日は、朝は恒例の富士山撮影会後に朝食をとり、山荘裏手の広場と毛無山天上山方面の登山道に張られれているロープの補修を行いました。支柱の鉄の棒が折れ曲がっているのを見て、2mも積雪したという大雪の力をあらためて実感しました。
昼食をとってから下山、河口浅間神社へと移動し、母の白滝までスミレ観察をしました。イブキスミレ、タチツボスミレ、ヒナスミレ、マルバスミレ、エイザンスミレ、アカネスミレなどが観察できました。
民家の石垣に、帰化して全国的に広がってしまったというアメリカスミレサイシンが咲いているのを見て、ここまで進出しているのかと複雑な思いでした。
5月の例会は、5月24日〜25日、防鹿柵の補修を予定していますので、ご協力をお願いします。