写真家いがりさんと観察行一日目

写真家いがりまさしさんを講師に招いて、スミレを初めとした花のワークショップと、写真の撮り方を教えていただく観察行を開催しました。
5月8日、河口浅間神社に集合して、まずは今回の観察行のオリエンテーションです。
観察会1
ゲンジスミレの咲く場所に車移動して、スミレ探しのワークショップです。
イブキスミレ、ヒナスミレ、エゾアオイスミレなどの花はすでに終わってしまっていましたが、かろうじてエイザンスミレ、ヒゴスミレ、それにアケボノスミレは花を残しているものもありました。
お目当てのゲンジスミレはまだ十分見られるものが見つかり、アカネスミレも傷み始めてはいましたが、新しいものもあって虫が訪れていました。
マルバスミレの花も残っていました。
ゲンジスミレ
アカネスミレ&昆虫
マルバスミレ
母ノ白滝近くの山桜植林地で昼食、天気が良ければ富士山展望地ですが、あいにくの曇り空です。
パワースポットにもなっている母ノ白滝近くでは、ナガバノスミレサイシンが見られましたが花は終わりかけで、葉が大きくなっていました。
西川新倉林道へと車移動して、母ノ白滝登山道を木無山へと登り上げ、山荘に向かいます。
登山道を上ってすぐのところも富士山展望地で、富士山はかくれてしまっていましたが、河口湖はよく見えていました。
そこにはアケボノスミレが咲いていました。
アケボノスミレ
登山道には、アケボノスミレのほかにエイザンスミレ、ヒゲネワチガイソウ、ミミガタテンナンショウ、それにコキンバイなどが咲いていました。
この辺りのタチツボスミレは距の白いものが多く、全体が白いシロバナタチツボスミレといえるようなものがありました。
標高が高くなるとマメザクラがまだ咲いていました。
エイザンスミレとヒゲネワチガイソウ
ミミガタテンナンショウ
コキンバイ
シロバナタチツボスミレ
マメザクラ
山荘近くのカラマツに、目の高さに雌花が咲いているのを見て、写真家としてのいがりさんの本領発揮を見せていただきました。
一眼レフをもっているメンバーの皆さんは、写真の撮り方の説明に聞き入っていました。
コンデジでもっぱら記録主体の小生にとっては、昨年の松毬と雌花の対比、それに雄花が垂れている構図に向かってパシャ。
カラマツの若葉と花
山荘に着いて荷物を預け、小休止してから屏風岩下へと向かいます。
お目当てはキバナノコマノツメです。
キバナノコマノツメ
ヒメスミレサイシンも残ってはいましたが終わりかけでしたので、山荘に戻ってから近くの生育地に行ってみると、そこにはまだきれいなヒメスミレサイシンが咲いていました。
撮影会は明朝の楽しみにして、夕食前の順番にお風呂に入って汗をながしてもらっている間に、今年出歩いた観察会で撮影した花を、パソコンからテレビ画面に映して観てもらいました。
夕食後にはいがりさんから、パワーポイントを使って、植物学的知見からスミレについてお話しをしていただき、その後、持参されたリコーダーの生演奏にのせて、生育環境ごとにまとめた日本のスミレの映像を見せていただきました。
観察会3
観察会4
いがりさんのお話しの後は、参加者どうしの懇親タイムです。
翌朝の富士山早朝撮影や下山後の観察行に支障のないようほどほどに・・・。
観察会5

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写真家いがりさんと観察行一日目 への2件のフィードバック

  1. azm のコメント:

    楽しい、かつ勉強になる二日間でした。いろいろとありがとうございました。

  2. 岡ちゃん のコメント:

    いがりさんは気さくな方で、スミレ以外にも色々な植物に詳しく、又撮影テクニックも教わりました。リコーダー演奏も良かったです。

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