11月の例会を開催しました

11月15日~16日、今年最後となる例会を開催しました。
今年の各月の例会は、アツモリソウの生育する草原のテンニンソウの除伐作業に加えて、2月の大雪でダメージを受けた防鹿柵や登山道ロープの修復作業に追われましたが、一通りやり終えることができました。
今回は、登山道ロープの一部を修復するのと、これまでに設置してある防鹿柵の測量を行いましたので、柵長と合わせて面積も算出してみようと思います。
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございます。
例会の楽しみは、毎回異なる富士山が見られることと季節毎の花が楽しめること、それに夕食後の懇親会です。
11月中旬にもなれば花の時期はもう終わっていますが、登山道や林床のコウシンヤマハッカの茎元にできているシモバシラの造形美が楽しめました。

夕暮れの富士山
夕景の富士
夜更けの富士山と富士吉田の明かり
夜更けの富士と吉田の明かり
オリオンとシリウスを見つめる人影
オリオンとシリウスを見つめる人影
ご来光
ご来光
朝方の富士山
朝方の富士山
シモバシラの造形美いろいろ
シモバシラ1

シモバシラ2
シモバシラ3
シモバシラ4
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■ 付記
これまでの活動について、ブログ掲載はしておりませんでしたが、7月には、例会(7月19日、20日)に加えて、毎週水曜日にウチョウランの調査及び保護活動を行いました。

昨年の2013年より、登山道沿いの株には管理札を配置して、巡視するようにしていますが、三ツ峠の山は、大変貴重なウチョウランの生育地であることを再確認しています。
また、テガタチドリ、ミズチドリなどのラン科植物をはじめ、貴重な花が咲いていますので、生育地を大事に保護していきたいですね。

早朝の富士山:2014年7月20日
早朝の富士山
ウチョウラン
ウチョウラン
テガタチドリ
テガタチドリ
ミズチドリ
ミズチドリ

8月の例会(8月16日、17日)と10月の例会(10月18日、19日)については、参加者のブログ”ベランダ畑、時々山から”のリンク記事もご覧ください。なお9月の例会は中止しています。
■ 2014/8/16-17の例会

8月の花:レンゲショウマ
レンゲショウマ
座学、そしてこの後は懇親会
座学

リンク先のブログもご覧ください。
その1 花や蝶やキノコや・・・
その2 観察散歩と作業
その3 朝の花散歩
その4 樹海にて
■ 2014/10/18-19の例会

早朝は毎回撮影会

早朝の富士山撮影会20141019
リンク先のブログもご覧ください。
その1 三ツ峠山荘までのみち
その2 鹿防護柵メンテ
その3 富士山は見えたか?
その4 夜明け
その5 鹿防護柵メンテの続き
 

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6月の例会を開催しました

先週末の6月21日〜22日に、6月の例会を無事開催できました。
土曜日は雨に降られることもなく作業できましたが、日曜日は夜来から降り続く雨の中での作業でした。お陰さまで、恒例のテンニンソウ徐伐作業に加えて、懸案だった毛無山と御巣鷹山の防鹿柵の修復などができました。参加していただいた皆さんご苦労様でした。
テンニンソウ徐伐作業
防鹿柵の補修作業
7月には、昨年始めたウチョウランの調査及び保護パトロールを行いますので、ご協力いただける方は事務局までお問い合わせください。

⇒ お問い合わせ

なお、7月の例会は、7月19〜20日となりますが、日程については別途連絡します。

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5月の例会を開催しました

先週末の5月24日〜25日に、5月例会を無事開催できました。
ご参加いただいた皆さん、ご苦労様でした。
24日は、各自の登山コースで昼までに山荘へ集まってもらい、午後はみんなで山頂周辺を観察して歩きました。
事務局は、はじめの計画では北口登山道を登る予定でしたが、都留市ホームページに冬の大雪で崩落がひどく利用禁止の案内が出ていたので、変更して、母の白滝コースを新倉林道から毛無山へと登りました。
林道から少し上ったところに富士山の展望の良い場所があり、天気もよく写真を撮ってから出発です。
母ノ白滝コースの展望地
今回出会った花を紹介すると、木本植物では、フジザクラ(マメザクラ)、オオカメノキ(ムシカリ)、トウゴクミツバツツジ、コヨウラクツツジ、アラゲヒョウタンボク、ミツトウゲヒョウタンボク(コウグイスカグラ)、ヒメウツギ、オオツクバネウツギ、クサボケ、モミジイチゴ、
マメザクラ
オオカメノキ
トウゴクミツバツツジ
コヨウラクツツジ
アラゲヒョウタンボク
ミツトウゲヒョウタンボク
また草本植物のうち、スミレ類は、タチツボスミレ、オオタチツボスミレ、エイザンスミレ、アケボノスミレ、ヒメスミレサイシン、キバナノコマノツメ、
オオタチツボスミレ
エイザンスミレ
アケボノスミレ
ヒメスミレサイシン
キバナノコマノツメ
その他には、ルイヨウショウマ、チゴユリ、ワチガイソウ、ヒゲネノワチガイソウ、ホソバノアマナ、フデリンドウ、ツルキンバイ、ツルキジムシロ、シロバナヘビイチゴ、クリンユキフデ、ツルシロカネソウ、ミヤマエンレイソウ、クモイコザクラ、アカバナヒメイワカガミ(ベニバナヒメイワカガミ)、タチネコノメ、ニッコウネコノメ、そして蕾をつけてきていたのが、ユキザサ、マイヅルソウ、クサタチバナといったところです。
ワチガイソウ
ヒゲネノワチガイソウ
ホソバノアマナ
ツルシロカネソウ
ミヤマエンレイソウ
クモイコザクラ
アカバナヒメイワカガミ
今回のボランティア作業は、朝食後昼まで2班に分かれ、1班は登山道ロープの補修作業を、もう1班は防鹿柵の補修作業を行いましたが、2月の大雪の後遺症で傷んだ登山道ロープや防鹿柵を復旧することが優先になっていて、草原のササ刈りを行えませんでした。
次回6月21日〜22日の例会には、防鹿柵の復旧作業と併せて、ササやテンニンソウ、ヤマドリゼンマイなどの徐伐作業も行う計画で、大勢の方に参加していただきと思います。
6月21日は昼食をとってから夕食までの間、翌22日は朝食をとってから昼食までの間は作業を行い、花の観察会は22日の朝食前に行う予定です。
各自登山道で出会う花も多いと思います。また、作業のかたわら見かける花も多いと思います。
梅雨時ではありますが、初夏をまって咲く花も多いので、花を楽しめる季節です。
会員でなくてもご参加いただけますので、ボランティア作業にご協力いただける方は事務局までお問い合わせください。 ⇒ お問い合わせ
いつもは木の上の高いところできれいな鳴き声を聞かせてくれるホオジロが珍しく地上で何かをついばんでいました。
ホウジロ

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4月の例会を開催しました

4月26日〜27日に月例会を開催しました。
26日、陣馬の滝駐車場に集合し、水辺でオオバタネツケバナ、ヒロハコンロンソウなどを観察しながら、癒しのひとときを過ごしてから、東海自然歩道を長者ヶ岳登山口へと移動し、長者ヶ岳の花の観察会を行いました。
陣馬の滝
オオバタネツケバナ
ヒロハコンロンソウ
フモトスミレ、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、シコクスミレ、トウカイスミレが多く、キスミレ、エイザンスミレ、アケボノスミレも見られました。
フモトスミレ
キスミレ
ナガバノスミレサイシン
シコクスミレ
トウカイスミレ
スミレ以外では、ミヤマカタバミ、キクザキイチゲ、カタクリ、エンレイソウなどが咲いていました。
キクザキイチゲ
カタクリ
エンレイソウ
下山を始めて間もなく、登山道脇で大きな掘り取りされた痕跡が3箇所ありました。キクザキイチゲが盗掘されたようで、残念なことです。
下山後は途中、朝霧高原でキスミレを観察してから、三ツ峠に登りました。この時期まだ草本植物の花は見られず、マンサク、オニシバリ、ツノハシバミといった木本植物の花が見られましたが、やはり2月の大雪で、木本植物も開花が遅れているようです。
オニシバリ
ツノハシバミ
翌27日は、朝は恒例の富士山撮影会後に朝食をとり、山荘裏手の広場と毛無山天上山方面の登山道に張られれているロープの補修を行いました。支柱の鉄の棒が折れ曲がっているのを見て、2mも積雪したという大雪の力をあらためて実感しました。
夜明けの富士山
昼食をとってから下山、河口浅間神社へと移動し、母の白滝までスミレ観察をしました。イブキスミレ、タチツボスミレ、ヒナスミレ、マルバスミレ、エイザンスミレ、アカネスミレなどが観察できました。
イブキスミレ
マルバスミレ
アカネスミレ
民家の石垣に、帰化して全国的に広がってしまったというアメリカスミレサイシンが咲いているのを見て、ここまで進出しているのかと複雑な思いでした。
5月の例会は、5月24日〜25日、防鹿柵の補修を予定していますので、ご協力をお願いします。

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4月16日花の観察会

今年は毎週水曜日を、三ツ峠を中心に黒岳や十二ヶ岳、富士山北麓登山道といったエリアの花の観察会に出かける計画を立てています。
4月16日、同行者3人と、河口浅間神社で待ち合わせ、神社裏手から母の白滝まで歩いてみました。
アブラチャン、バッコヤナギ、チョウジザクラが咲いていて、木本植物は例年並みに開花しているようですが、草本植物は遅れているようです。
お目当てのスミレはというと、タチツボスミレ、アオイスミレは咲いていましたが、ヒナスミレがやっとちらほら咲きだしたところで、アケボノスミレ、エイザンスミレはまだでした。アカネスミレやゲンジスミレもまだまだです。
アオイスミレ
ヒナスミレ
藤垈の滝公園へと移動してから昼食をとり、公園内の花を見て回りました。
ミズバショウの花は終わりかけで、シャガはこれから、また、ニリンソウが咲いていて、イチリンソウは咲きだしたといったところです。
ミズバショウ
ニリンソウ
イチリンソウ
こちらのスミレはというと、タチツボスミレ、アオイスミレ、それにヒカゲスミレをみることができました。
小高い方の日当たりの良い場所には、野生化してしまったという帰化植物のアメリカスミレサイシンが、種を蒔いたのではないかというほど咲いていました。
ヒカゲスミレ
アメリカスミレサイシン
同行してくれたメンバーから、数日前に兜山でシハイスミレを見たという情報をもらったので、翌4月17日、兜山に登ってきました。
シハイスミレをたくさん見ることができ、また、登山道ではタチツボスミレはもちろん、ニオイタチツボスミレ、ヒナスミレ、エゾアオイスミレ、アカネスミレ、ゲンジスミレ、アケボノスミレを見つけました。
シハイスミレ
両日とも、ビロウドツリアブがタチツボスミレの蜜を吸いにきていたのを見かけましたが、残念ながら写真に撮れませんでした。
来週の水曜日4月23日の平日は、例会の下見を兼ねて、長者ヶ岳に出かける計画です。
また、4月30日は竜ヶ岳、5月7日は黒岳を予定しています。
同行を希望される方は、お問い合わせから、事務局までご連絡ください。

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4月の例会及び平日の花観察会

■ 4月の例会
4月26日~27日に予定している例会の日程についてお知らせしますので、ご都合のつく日程でご参加ください。
4月26日(土曜日)
富士宮市陣馬の滝駐車場に8時半集合、滝周辺を散策後に田貫湖畔の東海自然歩道になってる長者ヶ岳登山口に移動。
9時半登山開始予定なので、こちらへ集合されてもOKです。
登山道沿いのスミレを見つけながら山頂を目指し、中腹ではカタクリやキクザキイチゲ、また山頂では純白なトウカイスミレを探したいと思います。
下山後河口湖へと移動し、三ツ峠に登って山荘に泊まります。
長者ヶ岳はパスして、各自のご都合で直接三ツ峠に登られて、山荘で合流されてもOKです。
4月27日(日曜日)
朝食後9時頃から昼頃まで、防鹿柵や登山道ロープの修復作業を行い、昼食をとってから下山します。
雪解けの状況によって、作業場所を検討します。
下山後時間の取れる方で、河口浅間神社の裏から母ノ白滝まで、スミレ散策をしたいと思います。
5月以降の例会日程は、[H26年度行事予定]をご覧下さい。
■ 平日の花観察会
事務局自身が、三ツ峠の花の観察会を楽しむものですが、同行を希望される方はご連絡ください。
毎週水曜日を三ツ峠の活動日として考えていますが、個人的な計画であり、天気や私用によって変更となりますので、ご了承ください。
三ツ峠が中心ですが、黒岳や十二ヶ岳、富士山麓登山道を散策することもあります。
いつどこに出かけるかなどの個々の予定については、[お問い合わせ]から、事務局までご連絡ください。

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三ツ峠山に春の訪れは?

2014年4月9日、甲府盆地は桜が咲き、桃の花も咲いていますが、三ツ峠山に春の訪れは感じられるのか、登ってきました。
新御坂トンネル河口湖側出口の国道から県道へと入るとダンコウバイの黄色が目に着きました。登山口まで問題なく車で行くことができました。
登山口のマンサクは満開状態ですが、コブシはまだ蕾状態でした。
マンサク
長靴で登山道を登っていくと日当たりの良いところの雪は解けて地肌が見えていますが、まだまだ雪は残っていました。特に山小屋の分岐点から山荘へ登っていくところの積雪がひどく、1mはあるかと思われました。ベンチから上にはまだジープも走れない状態のようです。
登山道1堰堤
登山道2ベンチ
登山道3草原入口
登山道4分岐点
山荘周辺の雪は解けていて、屏風岩を見降ろすと登山道に雪はほとんど見られませんでした。
三ツ峠山荘
2月の大雪で山頂周辺は2m以上の積雪が見られたということから、防鹿柵がダメージを受けていないか、御巣鷹山、毛無山、長者ヶ原と見まわってみました。
防鹿柵1御巣鷹山
防鹿柵2毛無山
防鹿柵3長者ヶ原
金網や支線にたるみが見られましたが、倒木もなく大したダメージは見られません。ただ一部にフックボルトが外れたりして金網のたるみが大きい個所が何か所かありました。
また登山道脇のロープが大分ダメージを受けていました。
防鹿柵のダメージ
登山道ロープのダメージ
4月の月例会で、雪の溶け具合にもよりますが、修復作業ができたらいいなと思いました。
雪の解けた草地ではカモシカが食事していました。食べていたのは野草の枯れた葉でした。
カモシカ

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三ツ峠山に冬の訪れ

河口湖畔は紅葉祭の真っ最中です。今年の紅葉は例年になくきれいだと思います。が、私には河口側から御坂の山を仰ぎ見た山の紅葉の方が美しく感じられます。
御坂山の紅葉
三ツ峠山に登ってきました。駐車場のイロハモミジがきれいに紅葉していました。
イロハモミジの紅葉
登山道沿いには霜柱が立っていました。登山口近くでは5cmほどでしたが、山頂近くは10cm以上もあり、長いものでは15cmもありました。
シモバシラ
また、シソ科のシモバシラの茎元にできるという霜柱がたくさんできていました。この茎元にできる霜柱は同じシソ科のテンニンソウなどにもできるようですが、三ツ峠ではやはりシソ科のコウシンヤマハッカの茎元にできていました。
冬になると茎は枯れてしまいますが、根はその後長い間活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続け、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎から氷柱ができる現象で、地中の根が凍るまで続くそうです。
花期はすっかり終わってしまっていますが、初冬に創出する自然の造形美を楽しむことができました。
シモバシラ1
シモバシラ2
シモバシラ3
シモバシラ4
シモバシラ5
山頂あたりはすっかり葉が落ちていて、マユミやツルウメモドキの果実がたくさん実っていました。
マユミの果実
ツルウメモドキの果実

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三ツ峠山も晩秋を迎えて

2013年10月30日、三ツ峠山に登り、アツモリソウの果実の状態をWさんと一緒に調査してきました。
台風シーズンを終え、アツモリソウもいよいよ種子を飛ばす時期を迎えましたが、今年の果実の状況はまずまずのようです。
アツモリソウの果実
アツモリソウの果実
秋とはいえ寒かったり暑かったりしている天候不順の影響でしょうか、スミレが咲いていました。近くにツボミも数株ありました。
エイザンスミレでしょうか?
エイザンスミレ
今年保護活動をしたウチョウランの果実状況も見てみようと屏風岩方面へと下っていくことにしました。
今年初めて三ツ峠で咲いているのを見つけることのできたオオヤマサギソウがどうなっているか期待しながら降りていくと、何と無残にも周りのササやイタドリと一緒に刈り払われてしまっていました。
登山道脇が刈り払われていた
刈り払われた登山道
Wさんの話では、今月14日に通った時には刈り払って間もない状態だったとのことですが、この時期どうして刈り払いしたのでしょうか。
今年山梨県は国文祭の年で、西桂町主催の三ツ峠登山ツアーが国文祭行事として、10月中旬以降の週末に開催されたようですが、ツアー参加者のためにと思ってしたことでしょうか。
ツアーとは関係なく登山している人たちは別に何の支障もなく歩いていたはずですが。
登山道を刈り払ってきれいにするのがおもてなしだとでも思っているのでしょうか。
登山道脇には山野草が茂っているのが当たり前だと思うのですが。
植物は花のシーズンが終わっても果実をつけていて、これから種子を飛ばして命をつないでいくのですから、見た目でもう枯れてしまっていると考えてもらっては困ります。
来年また咲いてくれればいいのですが、・・・
そうしたら囲いをして保護してやろうと思いますが、・・・
そう思って、もう一種、気になっていたノビネチドリを見に行ってみました。
登山道の踏みつけられそうな足下に咲いているのを昨年見つけて、踏まれないようメッシュで囲ってガードしてやったものです。
昨年は果実は実らなかったものの、今年はりっぱな果実をつけ楽しみにしていたのですが、無残にも茎ごと盗られてしまっていました。
Wさんは14日にはまだあったのを確認していると言ってますので、その後盗られたのだと思います。
せっかく花の時期に保護しても、果実を持っていかれてしまっては、自生地のものが絶えていってしまいます。
来年はメッシュで囲うのと併せて、保護に協力してもらう看板を設置するなどすることで抑止力が働けばいいのですが、・・・
今後の保護活動の課題となりました。
なお、ウチョウランは特に異常はありませんでしたが、果実の膨らみは不十分で、中は空状態でした。
種子は実らなかったようです。

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8月度ボランティア活動&新井さんを偲ぶ会

新たな柵作り
皆様、週末はお疲れ様でした。新たな場所での柵の設置、早く終わって良かったですね。以下に簡単にレポしておきます。
新たな柵設置場所では、ヤマハハコなどの花もいっぱい。おまけに、ブヨもいっぱい。皆、餌食になっちゃいましたね。東◯さん、だいじょうぶですか?

まずは、支柱に印をつけて、その後はかなりの力作業。

佐◯さんは、登山途中で出逢った曽◯さんを引き込んじゃいました。曽◯さん、一番よく働いてくれたような・・・
ありがとうございました!

もちろん、会員の皆さんも一生懸命でした、

ワレモコウは、そんな皆のがんばりを遠くからながめてましたよ。

お昼過ぎには、東京組も合流。若干1名寝坊笑)。さあ、もうひとふんばり!

鈴◯さんも

遅れてきた中◯さんも。

桜◯さんも。

辰◯さんも。

東◯さんも中◯さんも、みなさん、お疲れ様でした。

イブキ型のカイフウロが結構あったね。イブキフウロとカイフウロの見分け方は、Nature World隠れ野をご覧下さい。

作業の後の夕暮れ時
入浴前に、皆で夕暮れ時を楽しみましたね。

新井さんを偲ぶ会
夕食後、新井さんを偲ぶ会。一番奥には、新井さんの席を設けて。

中◯さんは、新井さんの奥さんからのお手紙を紹介。

じっと聞き入る会員の皆さん

最後は中◯くんのレクチャー。この後は爆睡。

朝飯前の種子の確認
朝飯前にウチョウランの種子の月具合を確認。種子の様子は、拙ブログをご覧下さい。

みんな、撮影できたかな?

観察を終えて山荘に帰ってきたら、朝一にまったく見えなかった富士山も姿を現した。


蝶のこと、辰◯さんにいい加減なことを伝えてしまった。アゲハはどれもナミアゲハではなく、キアゲハだった。

記念撮影
中◯さんも一緒に記念撮影。

下山時にはレンゲショウマもちらほら。今年は少なかった。

<エピローグ>
皆様、お疲れ様でした。
こうして皆で集まれるのは、新井さんが大掛かりな柵設置を提唱し、グラント申請に大きな貢献をしてくれたからこそ、である。
新井さんに感謝し、友人にも新井さんのことを語り、新井さんの図鑑も紹介してあげよう。
名付けて、新井さんエバンジェリスト計画!

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