ChromeBookへのLinuxインストール(chrubuntu編)

ChromeBook(Asus C720)をamazon.comで買った。
そのまま使うのも何なので、Linuxをインストールすることにした。
現時点で確認できたのは、ChromeBookには3通りの方法でLinuxをインストールできることである。

  1. chrubuntuを使う
  2. BodhiLinuxを使う
  3. Croutonを使う

chrubuntuとBodhiLinuxは、ChromeBookにブート環境からUbuntu Linuxをインストールするもので、Croutonはchroot環境を用いてChromeOSからUbuntuを起動させるものである。どれも一長一短があるようなので、それぞれインストールして使い勝手を確認してみた。
この記事ではchrubuntuのインストールについて説明する。

ちなみに元ネタはこちら。

準備1:バックアップ

本来想定されていない使い方をするので、バックアップを取っておくことは重要だろう。ということで、以下の手順でChromeBookのバックアップイメージを作成しておく。
なお、2GB以上のUSBメモリが必要だそうだが、手元には4GBしかなかったのでそれを用いた。

  1. ChromeBookを起動してログインする。
  2. Chromeブラウザを開く。
  3. chrome://imageburner を開く。
  4. USBを挿入して画面の指示に従う。

指示に従えば簡単にバックアップイメージが得られる。

準備2:Developer Mode

chrubuntuとBodhiLinuxのインストールには、開発者モードになる必要がある。開発者モードになる手順は以下の通り。開発者モードになるのも元に戻すのも簡単だが、ディスクの中身は全て失われるので注意する。

  1. ChromeBookを終了しておく。
  2. キーボード最上段のescと→を押しながら、電源をオンにする。
  3. リカバリ画面になったら、Ctrl-Dを押し、その後、Enterを押す。
  4. 開発者モード用の初期化が始まり、その後自動的に再起動される。

BodhiLinuxをインストールしたい場合には、以下へ。

chrubuntuのインストール

chrubuntuのインストールにはネットワークへのアクセスが必要であるため、ChromeOSを起動してネットワークへのアクセスを得てからインストールを行う。(Proxy環境でのインストールも可能)

  1. ChromeBookを起動する。
  2. 無線LANの設定を行い、インターネットへアクセスできるようにする。
  3. EULAの画面をAcceptしてログイン画面に進む。(ただしログインしない)
  4. ctrlとaltを押しながら最上段の→キーを押し、ChromeOSのCUIログイン画面に移る。
  5. ユーザーIDとして、chronos と入力してログインする。(パスワードは入力しない)

ここからchrubuntuのインストールを始める。そこそこ時間がかかるので電源とネットワークの確保は十分に。
インストールは2段階で行う。最初はchrubuntuインストールのためのパーティション設定、次に実際のインストールである。

ストレージに余裕があればChromeOSとchrubuntuをデュアルブートにできる。購入したのは32GBモデルだったので、16GB分をchrubuntu用にした。

curl -L -O http://goo.gl/9sgchs; sudo bash 9sgchs

上記のコマンドを入力すると、chrubuntuパーティションのサイズを尋ねられるので、GB単位の数値を入力してEnterを押す。その後、パーティションが作成されて自動的に再起動される。

再起動後は先ほどの手順に従って、再度無線LANの設定を行ってからCUIでログインする。

curl -L -O http://goo.gl/9sgchs; sudo bash 9sgchs

前回と同じコマンドを入力すると、今度はインストール作業が始められる。後はほぼ自動的にインストール作業が進み、完了する。

chrubuntuの起動

ChromeBookを起動すると「OS verification OFF. Press SPACE to re-enable」というメッセージ画面が表示される。
余談だが、ここでSPACEを押してEnterを押すと開発者モードから抜けることになり、今までの苦労が水の泡になるので気をつけること。
chrubuntuを起動するためには、Ctrl-Lを押せばよい。そのままUbuntuが起動する。
何もしないで放っておくと2回ビープ音が鳴ってChromeOSが起動する。すぐにChromeOSを起動させたい場合には、Ctrl-Dを押す。

Ubuntuが起動するとログイン画面となるので、ユーザーID=user, パスワード=user としてログインする。後は普通のubuntuと同様である。
現時点では14.04LTSがインストールされた。

chrubuntuは完全なLinux環境なのだが問題点が1つある。それは起動にかなりの時間がかかること。1分くらいかかるのではないだろうか。XPどもに比べれば早いものの、7秒で起動するChromeOSに比べるとはるかに待たされるので結局アンインストールしてしまった。

ChromeOSのリカバリー

chrubuntuをインストールした後のリカバリー方法は忘れてしまった。
おそらく「OS verification OFF. Press SPACE to re-enable」の画面でSPACEを押した後、Enterを押し、その後でバックアップイメージを格納したUSBメモリを挿入すれば良いのだろう。
また、リカバリーの必要が生じたら詳細を追記する。