SimpleGraphは、グラフを作成したり操作するためのアプリケーションです。(ここでいうグラフは一次直線や放物線のようなものではなく、頂点と辺から作られる構造のことです)

SimpleGraphなら、マウスを使うだけで簡単にグラフを描くことができます。無向グラフや有向グラフ、多重辺やループを含んだグラフを描いたり、ラベルのついた頂点や辺を設定することができます。

有限オートマトンを表現するために、初期状態や受理状態も表すことができます。

ほとんどの操作をマウスだけで素早く行うことができます。例えば下のグラフを描くのに1〜2分しかかかりません。

SimpleGraphは、グラフを描くだけでなく、そのグラフを使ってさまざまなグラフアルゴリズムを記述したり試したりすることができます。SimpleGraphのシェルペインでコードを記述することにより、対話的にグラフを操作することができます。

シェルペインで作成したコードは、メソッドとして保存することができます。

SimpleGraphを使えば、Dijkstraの最短経路アルゴリズムやWelsh-Powellの頂点彩色アルゴリズムを、視覚的かつ対話的に記述することができます。

SimpleGraphはPharo 2.0で作成されており、クラスやメソッドの定義は完全に公開されています。(MIT Licenseを予定)
SimpleGraphで作成したコードはもちろん、グラフの定義も全てPharoのクラスとして自動生成されます。


このため、SimpleGraphで作成したグラフは、そのままPharoのオブジェクトとなり、プログラムから自由に利用することができます。

SimpleGraphのインストール方法や簡単な使い方は以下のページをご覧ください。