詳しくは失念してしまったのですが、数年前に日本福祉工学会でどなたかが発表された研究で、病院にピクトグラムを普及させるためのいろんな調査をしておられました。空港などでは比較的採用が進んでいて、外国人でも一目で出発ロビーか到着ロビーかわかるようになっています。日本の病院では今でも漢字による表記が一般的で、字の読みにくいお年寄りや外国人にとっては不便なのだそうです。
ただ、実際にはわかりやすいピクトグラムを作るのは難しく、うまくデザインしても伝わり方は様々だそうで、なかなか空港のようにはいかないとの話を伺った記憶があります。特に診療科の数が多くて互いに識別できる図案作成は困難ということでした。