Raspberry piとXBee S2を接続する

Raspberry piとXBee S2(ZigBee)を接続してみた。

準備

設定などのため、XbeeとMacを接続するのにスイッチサイエンスのXBee FTDI Breakoutを使ったので、FTDIのドライバをインストールする。既にこの時点でインストール済だったので作業しなかったが、おそらくVCP DriversでFTDIUSBSerialDriver_v2_2_18.dmgあたりを使えば良いのだろう。(手順は省略)

X-CTU NGのインストール

X-CTU NGというソフトウェアを用いてXBeeの設定を行う。ダウンロードの手順は以下の通り。

  1. X-CTU Softwareページを開く
  2. Diagnostics, Utilities and MIBsリンクをクリックする。
  3. XCTU Next Gen Installer, v. 6.1.0, MacOS Xをクリックしてダウンロードする。

ダウンロードしたパッケージを開いてライセンスを承諾し、xctungというアプリケーションをApplicationsフォルダにコピーすればインストール完了。

XBeeの初期設定

xctungを使ってXBeeを初期設定する。

  1. xctungを起動し、左上のXBeeに虫眼鏡マークのついたアイコンをクリックする。
  2. usbserialと書かれたチェックボックスにチェックを入れ、Nextを押す。
  3. ポート設定は特に変更せずにFinishを押すと、接続されているXBeeを探してくれる。
  4. XBeeが見つかったらAdd selected devicesを押す。
  5. Radio modulesに見つかったXBeeが表示されるのでクリックする。

Screen Shot 2014-01-26 at 11.54.02
右側のペインにXbeeの設定が表示される。ここで最初にPAN IDを設定する。PAN IDの入力欄に適当な値を入力した後、右側のペンの形をしたアイコンをクリックして設定する。
その後、Destination Address High(通信相手のSeiral Number High), Destination Address Low(通信相手のSeiral Number Low), Baud rate(115200)などを設定した。この辺りは用途などによって異なるので手順は省略。
ところで購入した状態のXBeeは、Router ATモードになっている。XBeeのネットワーク構築のために1台をCoordinator ATに変更する必要がある。そのため、1台のFirmwareをCoordinator ATに変更した。
右側のペインの上部にICに下向き矢印のついたアイコンがある。これをクリックするとXBeeにインストールするFirmwareが選べるようになるので、XB24-ZB – ZigBee Coordinator AT – 20A7(Newest)を選んでFinishを押し、Firmwareをインストールする。インストール後の設定は上記と同様である。

Raspberry piとXBeeの接続

XBeeをRaspberry piと接続するために、秋月電子のAE-XBee-REG-DIPを使用した。Raspberry piとは以下のように接続した。
※以下の表の正しさは確認していません。失敗するとRaspberry piやXBeeを壊す可能性があるので、結線は自己責任でどうぞ。

Raspberry pi XBee
PI-02(5V Power) Pin 1(Vcc)
PI-06(GND) Pin 10(GND)
PI-08(TxD) Pin 3(DIN/CONFIG)
PI-10(RxD) Pin 2(DOUT)

動作確認

Raspberry piを起動するとXbeeの変換基板上のLEDが赤く光る。XBeeを指したXBee FTDI BreakoutをMacに接続するとボード上のLEDが青色に光る。この状態でMacのターミナルから以下のコマンドを実行する。

screen /dev/tty.usbserial-AH01ASVC 115200

おそらくAH01ASVCの部分は環境によって異なるので、マイナス(-)まで入力してTABを押すと自動的に補完されるはず。
screenが起動した後でEnterを押して、raspberry piのログインプロンプトが出れば接続は成功。
screenを終了させるには、Ctrl-A Ctrl-\ を押した後で、Really quit and kill all your windows [y/n]に対してyを入力すれば良い。