完全な備忘録。来た道を見失わないために。
目標
- コンソールで起動(GUIは使わない)
- wifiでネットワーク接続
- PythonでGPIOを使う(別記事)
準備
- Raspberry Pi A+
- MicroSDカード(8MB以上のもの)
- WiFi USB Adapter(GW-USNano2)
- その他、インストールに必要なもろもろ
- セルフパワーのUSBハブ
- キーボード
- マウス
- HDMIディスプレイ
- USB-LANアダプタ
Raspbianのインストール
Raspberry PiウェブサイトのDownloadページでNOOBSをダウンロードする。
ダウンロードした圧縮ファイルを展開し、その中身を全てFATフォーマットしたMicroSDカードにコピーする。
コピーしたMicroSDカードを、もろもろ接続したRaspberry Pi A+に挿入して起動する。
起動したらRaspbianを選択してインストールを進める。
基本設定(その1)
Raspbian が起動したらコンソールを開いて、raspi-config を実行する。
sudo raspi-config
Advanced Optionsで、A2 Hostname を選ぶ。続く画面で、Hostname として適当な名前を入力する。(ここでは例として、roverを入力したものとする)
Advanced Optionsで、A4 SSHを選ぶ。続く画面で、Enableを選ぶ。
Enable Boot to Desktop/Scratchで、B2 Console Autologin を選ぶ。
Finishを選んで再起動する。
基本設定(その2)
別のPCからネットワーク経由で設定を継続する。
まず、PINGが通ることを確認する。
ping rover.local
SSHでログインし、.ssh フォルダを作成する。パスワードにはraspberryを入力する。
ssh pi@rover.local mkdir .ssh
sshd_configの設定を変更する。
sudo vi /etc/ssh/sshd_config
最終行のUsePAMをyesからnoに変更し、さらにUseDNS noを追加する。以下のようになればよい。
UsePAM no UseDNS no
いったんログアウトしてから、SSH鍵を転送する。
scp .ssh/id_rsa.pub pi@rover.local:~/.ssh/authorized_keys
再度、sshでログインする。以降、パスワードの入力を求められない。
ssh pi@rover.local
パッケージを更新し、アップデートする。
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade
raspi-config を起動して設定の続きを行う。
sudo raspi-config
Internationalisation Optionsで、I1 Change Locale を選ぶ。
en_GB.UTF-8 の選択を外し、en_US.UTF-8 と ja_JP.UTF-8 を選択する。
Internationalisation Optionsで、I2 Change Timezone を選ぶ。
アジア(Asia), Tokyoを選ぶ。
Internationalisation Optionsで、I3 Change Keyboard Layout を選ぶ。
キーボードに合わせて適切なものを選ぶ。
wifi設定
/etc/network/interfaces を編集する。
iface wlan0 inet manual
これを
iface wlan0 inet dhcp
に書き換える。
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf を作成する。なお、ESSID、PSKには適切なものを指定する。
sudo bash cd /etc/wpa_supplicant wpa_passphrase ESSID PSK >> wpa_supplicant.conf
wifiモジュールをUSBハブに挿入するか、挿入済であれば以下を実行して wifi モジュールを再設定する。
ifdown wlan0 ifup wlan0
ログアウトした後、ネットワークケーブルを外してもPCからPINGが通ることを確認する。
以上で基本的な設定は完了。