Hyper Keyboard pi のタッチパネル補正

ラズパイにキーボードと液晶を一体化させる Hyper Keyboard pi を手に入れた。ちょっと時間があったので作ってみたら、いくつか注意点があったので備忘として残しておく。

いろいろ書いているけど、Hyper Keyboard pi は素晴らしいです。ラズパイの使い勝手が高まります。個人的にはマストバイと思っています。

説明書は最後まで読んで取り組むべし

基本的に説明書を読んで作っていけばいいのだけど、ところどころ先に読んでおけばよかったなあということがあった。例えば、「カプトンテープって何だ?家にはないぞ。買わないと」のようなものだったり、「2枚の基板を組み上げる前に予備ハンダしとかないと後で辛いぞ」みたいなものだったり。これに限らず場当たり的に作るのが問題なのだけれど。

底板をつける前に MicroSD カードを刺す

底板を付けた後だと、ピンセットで差し込まなきゃならないことになる。

起動してもディスプレイが表示されない

HyperPixel4 で表示させるには当然のことながらドライバのインストールが必要。つまり、それまでは外部ディスプレイがないとダメ。事前に用意しよう。

ディスプレイの上下がさかさま

説明書にも書いてあるが、単にドライバインストールしただけではディスプレイの上下が反転してしまう。(正確には180度回転する)そのため、github に書かれた手順を行う必要がある。具体的には大したことなくて、「180 Degree Rotation」の通りにすれば良い。

タッチした場所にカーソルがこない

これにはまいった。画面をタッチするととんでもないところにカーソルが行ってしまう。xinput-calibrator とかインストールして設定してみても効果なし。いろいろググった末に、この issue にたどりついた。

要するに、 github でクローンしたソースファイルの一部を書き換える必要がある。具体的には、 src/hyperpixel4.dts を修正して、

         touchscreen-size-x = <800>;
         touchscreen-size-y = <480>;

         touchscreen-size-x = <480>;
         touchscreen-size-y = <800>;

にしてから、make & copy する必要がある。これでタッチの問題は解決する。

ヒートシンクは早めに設置

ラズパイの熱暴走の予防にヒートシンクをつけるなら底面の配線の前にした方がいい。すっかり忘れてラズパイを外そうとしたら、液晶から外せないくらい配線をきっちりしたせいで、ピンセットで取り付けるハメになった。ラズパイへの配線には余裕を持たそう。