ブロック型のマルチエージェントプログラミング環境である NovaStelo の v1.2.7 を公開した。
主な変更点は以下の通り。
- Pharo11に対応した。
- シングルクリックでブロックを実行させるオプションを追加した。
- プロジェクトファイルのドラッグ&ドロップに対応した。
- プロジェクトに対する変更の有無がわかるようにした。
- 日本語ロケールを追加した。
- ブロック定義の変更に伴い、後方互換性のための設定ファイル(compat.ston)を追加した。
- S式プログラムをインポートする際にスプライト引数が適切に処理されないバグに対応した。
- タートルを追加する際に発生するバグに対応した。
- ブロックの定義方法を変更した。
- いくつかのクラスのインスタンス変数名を変更した。
- 例とテーマを更新した。
- 不要なインスタンス変数やクラス変数を削除した。
- いくつかのクラスを削除した。
- いくつかのクラスをリファクタリングした。
- 外部プラグインの利用をやめた。
ダウンロードとインストール方法
- リリースページを開く。
- Assets から NovaStelo-v1.2.7-win64.zip をダウンロードする。
- 適当な場所に展開する。
使い方
- NovaStelo.exe を実行する。
File メニューの Examples にサンプルが入っておりいろいろ試すことができる。
ブログ記事のために試してみたらロケール情報が不足していて日本語フォントが化けてしまってた。後で日本語版も公開しよう。
(2023.6.27追記)
ロケールファイルを修正したので、以下の手順で日本語化できる。
日本語表記の設定方法
- Help メニューからSettings をポイントし、「language = en」を選ぶ。
- 一覧から「ja」を選んで、OKをクリックする。
- 「Language settings has changed. Restart application?」ダイアログでOKをクリックする。
- メニューやブロックが日本語に切り替わる。
- この表示設定を継続したい場合は、ヘルプメニューから設定するをポイントし、「設定を保存する」を選ぶ。
以上で次回から日本語表記のまま起動する。
なお、設定は settings.ston に記録されるのでテキストエディタで直接書き換えても良い。