unpluggedの12章すべてを授業で行った。
・画像表現では、画像をFAXのように数値的に表現して相手に伝える。
・データ圧縮では、繰り返し出てくる文字や単語を矢印で置き換える。置き換えた図から元の文章を復元する。
・エラー訂正では、(表が白、裏が黒)磁石式のカードを5×5のマトリクス状に貼り付けさせ、先生がそれを6×6になるようにカードを追加する。後ろを向いている間に1枚だけ裏返しにさせ、先生がそれを当てるというもの。後から追加したカードはパリティである。生徒は2枚裏返していて焦った。エラー訂正に関連してISBNのチェックディジットを説明。
・2進数では、1、2、4、8、16個の点を描いた5枚のカードを順に並べ、点を数えることで10進数との対応を学ぶ。
・最小全域木では、泥市を最小のコストで舗装して各家庭を結ぶ例。
・並べ替えでは、砂の入ったフィルムケースと天秤で重さの順に並び替える。
などなど。
unpluggedは学習の中に学びの要素がある。
作業型か体験型のどちらかで、グループで行える内容が多い。
生徒はコンピュータを使うよりもunpluggedの方がいいとの反応が多かった。
感想:
短期間によくここまで授業をこなせたと思いました。写真で見る生徒の表情などかなり真剣かつ楽しそうでした。自分も経験がありますが、こういった授業をやるには多分に教師のセンスが必要です。井戸坂先生はかなりの経験の持ち主と見えました。