レゴedu 小倉氏の講演

技術的問題解決能力の育成が重要とした上で、ロボティクスを教育に取り入れることの困難さについて説明。モノや場所に関すること、手間やプログラミングの難易度、教える人の能力に関する問題、ゲーム化したり組み合わせ化することの問題、部品の紛失や時間の管理に関する問題など、かなり広範囲の問題点の列挙。

小倉氏は理科教育に関する専門家であるが、理科の好き・嫌いに関するアンケートを挙げ、中学生(?)が理科は好きと答える割合が多いものの、試験にでないなら不要という割合も多いという結果を示し、理科が大切だということをいかに示すか、そのためにロボティクス教育が活用できるのではないか。

http://www.powertolearn.com/articles/teaching_with_technology/article.shtml?ID=128

(出典を聞き忘れたが多分上のグラフにより)必要な人材は、routine cognitiveではなくnon routine interactiveだということで、繰り返し中心の労働力から、状況に応じた変化に対応できる力を持った人材を育成していかなければならない。その点で今の理科の観察実験は、決められた手順をその通りやるだけ、1回しかやらない、などの点で問題があると指摘。

理想的には以下の能力の育成が必要。

・ツールを状況に応じて活用できる

・異質な集団において活躍できる

・自律して活動できる。