KinectをWindowsXPマシンに接続する。

主に以下のサイトを参考にした。

http://www.cyber.t.u-tokyo.ac.jp/~take/kinect/openni-windows-kinect.html

一部異なる部分について述べる。

まず、インストール先をデフォルトのC:\Program FilesからC:\Kinectに変更した。(後で削除を楽にするため)

また、Visual Studioは2005しか入っていなかったため、Visual C++ 2010 Expressをインストールした。ついでに、Microsoft Platform SDK(Windows® Server 2003 SP1 Platform SDKというやつ)をインストールした。

後は、先ほどのサイトの

1. OpenNIをインストール

2. Kinectのドライバをインストール

3. NITEをインストール

までは同じ作業を行った。

4. 設定ファイルの書き変え

については、なぜかlicenses.xmlの中身が既に修正後の内容になっていた(ので変更していない)。

5. サンプルの実行

については、あらかじめOpenNI/Samplesの内容をバックアップしておいてから、VC++ 2010 Expressで開いてみた。

2010のプロジェクトファイルを開いても、プロジェクトファイルの変換が必要といわれ、いくつかの警告が示された。

この警告は出力ディレクトリとリンカの出力ファイルの内容が異なるというもので、具体的には、出力ディレクトリが$(Configuration)を指し、リンカの方が../Bin/$(Configuration)/$(ProjectName).exeを生成するようになっている。

このままでは.exeをビルドしてくれないので設定変更する必要がある。

また、mfcのヘッダーファイルが見つからないというエラーでリソースのコンパイルにも失敗するので、これも設定変更する。

変更方法としては、ソリューションエクスプローラーでプロジェクトのプロパティを開き、構成プロパティのリンカーの出力ファイルを「$(Configuration)/$(ProjectName).exe」に変更する。

同様にリソースの追加のインクルードディレクトリの最後に、「;C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Include\mfc」を追加する。

以上でビルドは成功しコマンドがDebugフォルダに生成されるが、デバッグ実行しようとするとglut32.dllが見つからないというエラーが出るので、OpenNI/samples/binの中のglut32.dllをDebugフォルダにコピーする。

とりあえず以上の方法でNIViewerやNIUserTrackerをビルド&実行することができた。